iPadでキー入力と手書きを快適に行いたい
「iPad Pro購入時にSmart Keybord FolioかMagic Keybordを買おうと思うけど、キーボードがフラットで入力しにくいかな?安価で使い勝手が良い解決方法は無いかな?」
こういった疑問に答えます。
本日取り上げるESR製 Smart Keybord Folio相当品を使うことで、SKFやMKが安価に使い勝手が良くなります。
この記事を書いている私は、ガジェット好きで多種多様のガジェットを使ってきました。
スマホだけでも30台以上使った経験があります。
Smart Keybord Folioの気になるところ
私はiPad Pro 11inch購入時にSmart Keybord Folioを購入しました。
購入前に試し入力をした際、ゴム板を叩いているようなキータッチが気になりましたが、購入後は僅かなクリック感があることに気が付き気にならなくなりました。
しかし購入前にもう2つ気になる点がありました。
多くのYouTuberさんやBlogerさんが指摘していた「キーボードが薄くて緩衝性能が低く長文入力をすると指が痛くなる」,「角度が無くてキー入力がしにくい」ということです。
私は結構長文を入力するので、この2点については何らかの対策を施す必要がありました。
その2点の対策としてYouTuberさんやBlogerさんが行っていたのは「MOFT miniを貼りキーボードを浮かせる・角度を付ける」という方法です。
MOFTとは?
MOFT社が製造・販売しているスマートフォン,タブレット,ノートPCの背面や底面に粘着シールで貼り付けてホルダー,スタンド,チルトスタンドとして使う製品です。
MOFT製品は対象商品に合わせ様々な種類があります。
代表的なのは…
- MOFT X スマホ用,タブレット用
- MOFT mini
- MOFT ノートPCスタンド
他にもiPhoneのMagSafeに対応した商品や、スタンディング用のMOFT Zとかもあります。
iPad+Smart Keybord Folio or Magic Keybordには、2のminiか、3のノートPCスタンドを購入される方が多いようです。
一般的にはキーボード側の背面に取り付けてキーボードチルトスタンドとして使う方が多いのですが、Apple Pencilで使う方は、MOFT miniをiPad側の背面に取り付けてチルトスタンドとして使う方もおられます。
私も当初はMOFT miniを購入する予定でした。
でもiPad Pro 11inch用Smart Keybord Folio+MOFT miniは若干使い勝手の悪さがあるみたいです。
例えば…
- 高さが2段階しかない。
- iPad側の背面に取付けるとカメラユニットに干渉してしまう。
- Smart Keybord Forioのサラサラした表面だと粘着剤でも外れてしまう。
- 粘着テープで固定をするので一度貼り付けてしまうと位置を変更しにくい。
- MOFT miniを畳んだ状態で使用するとカタカタと揺れてしまう。
私がMOFT miniを買うことで1番心配していたのは、高さが2段階しかないことです。
その2段の角度が私に合わなかったら、指や手首が疲れる、もしくはディスプレイが見にくくて使い物にならないと思いました。
MOFT miniの現物を見たことはありませんが、写真を見る限り 2つの角度は私には合わないと判断しました。
MOFT miniの弱点を解決する方法
では「長文を入力すると指が痛くなる問題」と「角度がなくてキー入力がしにくい問題」はどう解決したらいいのか?
私の頭の中には1つの案がありました。
それはSmart FolioをSmart Keybord Folioの下に敷けばこの2つの問題を解決出来るのではないか? また風呂蓋の折り方で色々な傾斜角を付けれるのではないか?と考えました。
しかし問題は価格です。
Smart Folioは9,800円もしますからね。
テストをするにはあまりにも高額な出費になるので、AmazonでSmart Folioの相当品を探したところESR製 iPad Pro 11inch用カバーという商品を見つけました。
ESR製 iPad Pro 11inch用カバー
このカバーにはiPad Proの側面もカバーするタイプと、Apple純正 Smart Folioと同じ側面のカバーが無いタイプの2種類があります。
私は後者の側面のカバーが無いタイプを購入しました(現在2,690円ですがAmazonプライムセール+中小企業応援キャンペーンを利用して1,500円ぐらいで購入)
これが購入して大正解!
私が想定したとおりの使い方が出来ることが分かりました。
傾斜角は?
ESR製カバーの風呂蓋部を色々なパターンで折ってはSmart Keybord Folioの下に敷いてを繰り返してみたところ、実用的なのは3パターンの折り方でした。
折り方によりる傾斜角は以下のとおりです。
角度を数値で表したかったのですが、残念ながら手持ちのツールに角度を測れるものがありませんでしたので見た目で判断して下さい。
角度浅めで使用
風呂蓋はこうやって折り曲げます
キーボード入力時の写真。
Apple Pencil使用時の写真
この角度だとキーボード入力時にキーの傾斜角度が少し足りないと感じました。
またApple Pencil使用時も少し角度が足りないですね。
でもキー入力の衝撃を吸収してくれるので、指の痛みは改善出来そうです。
角度深めで使用
風呂蓋はこうやって折り曲げます
キーボード入力時の写真。
Apple Pencil使用時の写真
この角度だとキーボード入力時にキーの傾斜角度は良いのですが、ディスプレイが前に倒れるので若干見にくさを感じました。
Apple Pencil使用時には1番書きやすい角度です。
Smart Keybord Folioの設置場所を前に移動することで角度を浅くすることが出来ます。
微妙な角度調整が可能なので個人的にはこの使い方が1番しっくりします。
欠点は設置面積が必要なので、小さな机で使用するには向かないです。
角度中間で使用
風呂蓋を折り曲げた間にペンを挟みます
キーボード入力時の写真。
Apple Pencil使用時の写真
キーボード入力時のキー傾斜角、ディスプレイ角度、共に丁度良かったです。
Apple Pencil使用時も書きやすいです。
ペンを挟むことでガタつくのでは?という懸念がありましたが、手前のApple Pencilを固定するフラップを内側に折り曲げたら、ガタ付きが改善されました。
欠点は片づける際にペンを挟んでいることを忘れて飛ばしてしまうこと、奥行き寸法が僅かに長くなることです。
ESR製 カバーの良い点・悪い点
私が絶賛するESR製 iPad Pro 11inch用カバーですが、MOFT miniと比較して良い点・悪い点がありますので、最後にそれをまとめておきますね。
【良】好みの角度を作れる
MOFT miniは角度が2パターン、ESR製カバーは角度が3パターン作れるので好みの角度の選択肢が増えます。
風呂蓋の折り曲げを工夫したり、Smart Keybord Folioの位置を変えたり、普段自分が必ず持ち歩いている物を間に挟むことで、より自分好みの角度を作り出せます。
【良】粘着剤で貼付けない
MOFT miniは粘着剤で貼付けるため1度貼付けてしまうと位置の微調整が効きません。
でもESR製カバーは貼付けをしないので、位置の微調整が効きます。
逆に言えば毎回好みの角度を調整しなければいけないという点もあります。
最近著名YouTuberさんが、Magic KeybordのホワイトバージョンにMOFTを貼付けると色移りをするという問題を指摘されました。
ESR製カバーは貼付けをしないのでそういった問題はありません。
「今日は少しでもiPadを軽く持っていきたい」という時に、MOFT miniは外すことが出来ないが(厳密には外すことは出来るが実用性は無い)、ESR製カバーは持っていかなければOK。
【良】iPadのモデル別に製品がありサイズがピッタリ
MOFT miniは様々なガジェットに使えますが、専用設計では無いのでサイズ的に我慢を強いられることがあります。
しかしESR製カバーはiPadのモデル別に製品があり、Smart Keybord Folioとサイズが同じなのでカバンやソフトケースの収まりが良いです。
【悪】MOFT miniと比較して重い
MOFT miniの重量は160g、ESR製カバーは300gなので重いです。
面積が違うのでこれは仕方がないですね。
でも140gの差なのでそれほど気になる重量差ではありません。
【悪】MOFT miniと比較して値段が若干高い
Amazonで価格比較をすると7月9日現在 MOFT miniは1.870円、ESR製カバーは2,699円で高いです。
Amazonのセールを利用すると、安価に購入出来るかもしれません。
まとめ
ESR製カバーは上記のような使い方をする製品ではありません。
でもモデルにあった商品を選べば四方の寸法がSmart Keybord Folioと同じなので、上記のような使い方をしていても違和感なく使うことが出来ます。
軽くて薄いので持ち運びにストレスを感じることはありませんし、使っていてガタつくこともありません。
心配なのは折れ部の耐久性ぐらいでしょうか?
みなさんも気になったら1度使ってみて下さい。