Smart Keybord Folio or Magic Keybord
「iPad Proで純正キーボードが使いたい。Smart Keybord FolioとMagic Keybordのどちらが良いんだろう?それぞれの長所・短所が知りたい」
こういった疑問に答えます。
本日取り上げる2つの純正キーボードの特徴を知ることで、どちらを購入するかの結論が出るかもしれません。
この記事を書いている私は、ガジェット好きで多種多様のガジェットを使ってきました。
スマホだけでも30台以上使った経験があります。
どちらも素晴らしいキーボード
iPad Proで純正キーボードを使いたい人にとって「Smart Keybord FolioとMagic Keybordのどっちが良いか?」は悩ましい問題です。
私は考えに考えSmart Keybord Folioを購入しました。
でも近所の家電量販店で試した時に感じたMagic Keybordの魅力を引きずり、結局購入してしまいました。
購入前は「気に入らなかった方をヤフオクに出品しよう」と思っていましたが、両方使ってみるとどちらも素晴らしく、現在両方のキーボードを使用しています。
そこで本日は2つの純正キーボードの魅力といまいちなところを整理してみたいと思います。
カテゴリー別に評価してみよう
ではカテゴリー別に評価してみましょう。
評価を数値化したいので「勝ち:+1」,「引き分け±0」と点数を付けていきます。
A.価格
これは文句なしにSmart Keybord Folio(+1)の勝ちです。
Smart Keybord Folio 21,800円、Magic Keybord 34,980円、その差13,180円は大きいです。
もう少し足せばApple Pencilが買えてしまう差額です。
B.質感
これは両キーボードの引き分け(±0)です。
Magic Keybordの方がキー&キー周りはしっとりとした目の細かい表面で質感は高いのですが、その分皮脂汚れやキズが目立ちそれなりに気を使います。
一方Smart Keybord Folioのキー&キー周りは生地を貼り付けたようなザラザラした表面なので汚れ,キズに強くあまり気を使わずに使えます。
質感も悪くないと思います。
背面は似たような質感です。
両キーボード共に皮脂汚れやキズが目立ちそれなりに気を使います。
C.キータッチ
これは文句なしにMagic Keybord(+1)の勝ちです。
Mac用のMagic Keybordと同じシザー式構造なので、浅いストロークと軽いタッチによりキーチップを撫でるように入力が出来ます。
一方Smart Keybord Folioの方は、超短時間に「任意のキーに指を置く」→「キーを押し込む」といった2段階の操作をしているような感触なので入力をしていて疲れます。
でもSmart Keybord Folioの名誉のために言っておきますが、あくまでもMagic Keybordと比べての話です。
よって「Magic Keybordを使ったらSmart Keybord Folioなんか使えないよ!」という差ではありません。
D.キー配列
これはSmart Keybord Folio(+1)の勝ちです。
2つのキー配列に大きな違いはありません。
では何故Smart Keybord Folioの方が勝ちか?それはMagic Keybordがフローティング構造のために数字キーを押す時に指がiPadに当たるからです。
これが微妙にイラつきます。
E.設置面積
これは両キーボードの引き分け(±0)です。
微妙な差はありますが、個体差レベルです。
F.普段の使い勝手
これはMagic Keybord(+1)の勝ちです。
理由は、Magic Keybordは開けるだけ、Smart Keybord FolioはiPad側を持ち上げて開いた後にiPadをマグネットの付いた溝にはめ込む必要があります。
1回だけだったらそんなに面倒ではありませんが、1日に何十回も行うと本当に面倒臭いです。
G.Apple Pencil利用時の使い勝手
これはSmart Keybord Folio(+1)の勝ちです。
理由は、以前かいた記事MOFT以上?Smart Keybord Folioに傾斜角を付ける方法(Magic KeybordもOK)で書いたように、私はApple Pencilを使う時はサードパーティー性のSmart Folio 相当品を使って傾斜を付けています。
Smart Keybord Folioを付けている時はキーボード部をiPadの裏側に回す手間があり、Magic Keybordを使っている時はSmart Folio 相当品に付け替える手間がありますが、手間としては各々1回だけです。
よって私的には引き分けになりますが、世間一般的にはSmart Keybord Folioの裏返すだけで使えることが評価されると思います。
H.USB Type-Cポートの有無
これは文句なしにMagic Keybord(+1)の勝ちです。
Smart Keybord FolioにはUSB Type-Cポートがありませんからね。
私は自宅で充電器+USB Type-CポートをMagic Keybordに挿しっぱなしにしています。
外出時はiPad ProにSmart Keybord Folioを装着、帰宅したらMagic Keybordに付け替えて充電しながら作業を行うという運用方法が定着しつつあります。
I.重さ
これはSmart Keybord Folio(+1)の勝ちです。
Magic Keybordを購入した時に両キーボードを装着して持ち比べをしたのですが、そんなに重量差を感じることはありませんでした。
よってこの時は「この程度の重さなら外出時にも使える、Smart Keybord Folioは売ろう」と思いました。
しかし何故か使い込んでいくうちにMagic Keybordの重量が気になってきました。
考えられる理由としては…
- iPad Pro 11inchを買う前は12.9inchを使っていた。
- 12.9inchの重さに慣れていたので11inch+Magic Keybordの重さが気にならなかった。
- でもiPad Pro 11inchを購入後、メインが11inchに完全に切り替わった。
- 徐々に私の腕が11inchの重さに慣れてきた(退化)
- 11inch+Smart Keybord Folioが軽いと感じてきた。
- 11inch+Magic Keybordが重いと感じてきた。
この理由でほぼ間違いないと思います。
現在は、自宅利用:Magic Keybord,外出時利用:Smart Keybord Folioと完全に使い分けしています。
J.トラックパッドの有無
これは文句なしにMagic Keybord(+1)の勝ちです。
Magic Keybordにはトラックパッドがありますが、Smart Keybord Folioにはありませんからね。
これは外出時にマウスを持っていくか持っていかないかの差として現れるので差は歴然です。
ちなみに私は正直言ってトラックパッドは嫌いです。
慣れの問題もあるとは思いますが、画像編集のような細かな作業をする際に、トラックパッドは使いにくくマウスの方が使いやすいからです。
でもジェスチャーでウィンドウ操作をするのはとても便利だと思っています。
比較結果
上記評価の点数を表にまとめると以下の結果になります。
評価項目 | Smart Keybord Folio | Magic Keybord |
A.価格 | +1 | |
B.質感 | ±0 | ±0 |
C.キータッチ | +1 | |
D.キー配列 | +1 | |
E.接地面積 | ±0 | ±0 |
F.普段の使い勝手 | +1 | |
G.Apple Pencil利用時の使い勝手 | +1 | |
H.USB Type-Cポートの有無 | +1 | |
I.重さ | +1 | |
J.トラックパッドの有無 | +1 | |
評価合計 | +4 | +4 |
決して合わせていませんが、見事に4対4の引き分けになりました。
I.重さ,J.トラックパッドの有無についてはモバイル性の評価になりますが、それも見事に引き分けとなってしまいました。
これではどちらを買うか迷うはずです。
でもこれが(私的な)リアルな評価になります。
まとめ
ブログ的には「こっちがオススメです!」というのが1番まとめやすいのですが、残念ながら本記事を読んでくれた方がますます迷ってしまう評価結果になってしまいました。
ただネットの両キーボードを使用したブロガーさんがおっしゃっているように、どこに主軸を置くかでこの2つのキーボードを選ぶのが正解かもしれません。
- Apple Pencilを使う頻度が高い人はSmart Keybord Folio
- 外出時に持ち歩く人はSmart Keybord Folio
- とにかく文字を入力する人はMagic Keybord
- 使用場所が固定される場合はMagic Keybord
- 上記4つの混合の場合は両キーボードを使い分ける
- 経済的負担を少なくしたい人は他の外付けキーボード
こんな感じで良いのではないでしょうか?
私はしばらくSmart Keybord FolioとMagic Keybordの両使いを続けたいと思います。