カメラ

無意識に撮ってしまう被写体フェチ

被写体フェチ

写真を趣味としている方には少なからず被写体のフェチがあると思う。
「被写体のフェチなんて絶対に無い!」と思う方は、いままで撮った写真を見て欲しい。
絶対に何かしらの偏りがある。
今日はそんな被写体のフェチについて語りたいと思う。

【この記事はこんな人にオススメ】

  • 他の人の被写体のフェチを知りたい人
  • 自分に被写体のフェチがあるか知りたい人
  • 自分が撮った写真がマンネリ化しており変えたいと思っている人

被写体フェチとは?

この記事では「被写体のフェチ」のことを被写体フェチと呼称しようと思う。
何故なら被写体フェチなどという言葉は無い(と思う)、僕がこの記事を書くために勝手に名付けただけだ。
ではフェチとは何か? ChatGPT君に尋ねたところこんな回答を得た。

「フェチ」という言葉は、特定の物や部分に対する異常な興味や愛着を指します。
一般的には性的な興奮を引き起こす対象や行為に対する強い嗜好を示すこともありますが、必ずしも性的な意味合いを持つわけではありません。

このようにフェチと言っても性的な意味合いだけではない。
よってこの記事では最初の「特定な物や部分に対する異常な興味や愛着」の部分だけを取り入れ、それを被写体フェチと定義付けしようと思う。

僕の被写体フェチ

いままで僕が撮ってきた写真を振り返ると、明らかな被写体フェチがある。
まずはそれをラインキング形式で紹介しよう。

1位:自転車(バイク含む)

街のスナップ撮影に行くと最低1枚は撮影しているのが自転車だ。
これはママチャリ,ロードバイク,マウンテンバイク,オートバイと種類は問わない。
自転車を見つけると条件反射的に背景が絵になる角度を探し撮ってしまうのだ。
インスタでフォローしている人の中にも自転車を被写体にしている方が多いから、自転車フェチの方は多いと思う。

2位:カメラ

テーブルフォト撮影を10回するとしたら7回はカメラの写真を撮っている。
これは当ブログで写真記事が多く、サムネイルに使えるからどうしても被写体としてカメラを活用する機会が多いからだ。
まぁカメラの機能美に魅入られているのは認めざるを得ないが。
インスタでもカメラはよく見かける被写体なのでカメラフェチの方は多いと思う。

3位:傘立て(傘を含む)

街のスナップ撮影に10回行くとしたら6回は傘立ての写真を撮っている。
今回の記事を書くために過去に撮影した写真を見返したことで撮影枚数が多いことに気がついた。
何故傘立てを撮るのか明確な理由が分からない。
理由が分からないぐらいだから、僕にとって傘立てが真の被写体フェチの対象なんだと思う。

4位:形がはっきりしている影

これは物や人の影だ。
理由は影を被写体にすると「それっぽく見える」からだ。
影絵っぽくて写真がなんとなくアートっぽく見えるから。

5位:統一間隔で連続したもの

これは柱とか街灯とかだ。
理由は4位の影と同じ。
統一間隔で連続したものを撮ると奥行き感が出て、アートっぽく見えるから。

何故撮影対象の偏りが出来る理由

では何故撮影対象の偏り(被写体フェチ)が出来るのかを考えてみようと思う。
考えられる理由はこんなところだ。

純粋にその被写体が好き

この理由の最たるものはペットだ。
かわいい愛犬を被写体にされている写真をインスタとかでよく見かける。
僕の場合はカメラがそうだ。
自慢できるようなカメラは持ってはいないが、自分の愛機をかっこよく撮りたくて被写体にしている。

過去に見た印象的な写真への憧れ

これは過去にプロの写真家の写真集、雑誌、インスタとかで見た印象的な写真が脳裏に残っていて、その写真に似た景色を見つけると「自分もあんな写真が撮りたい!」と思いシャッターを切りたくなるのではないだろうか?
僕が自転車やカメラを撮りたくなる理由の1つはこれだと思う。

過去に撮った写真を超えたい向上心

これは過去に自分で撮ったお気に入りの写真が成功体験として残っており「あの写真を超える写真を撮ってやる!」という向上心に火を付け、思わずシャッターを切りたくなるのではないだろうか?
上で理由は分からないと書いたが多分僕が傘立てを撮りたくなる理由の1つはこれだと思う。

比較的容易に絵になる

自転車,カメラ,影,連続したものって、撮影アングルや背景次第でそれっぽく見えません?
それっぽく見えるから撮りやすい。
撮りやすいから必然的に撮る枚数が増えてしまう。
ただ撮りやすいがゆえ「あれ?前にも同じような写真を撮ったな?」と似たような写真を撮ってしまう危険もついて回る。

良い被写体を見つけられない

これは結構ありがちな理由だ。
例えばスナップ撮影に出向いたのに、魅力的な被写体が無くて撮影枚数が増えない。
「撮りたいものが無いから自転車でも撮るか」と撮りやすい自転車に逃げてしまう。

「今日は雨が降っているのでテーブルフォトでも撮るか」といって撮影準備。
しかし自宅に撮りたいモノが無かったり、アイデアが浮かばない時に、撮りやすいカメラに逃げてしまう。
こんな消極的な理由で撮影対象が偏ってしまうこともあるのだ。

まとめ

今回被写体フェチについて僕の撮影の傾向と考えを書かせてもらったが、これは良い悪いの話ではない。
被写体フェチがあることは一長一短があると思うからだ。
良いところは写真を見た人から撮影者の個性として捉えられるかもしれないし、写真から人柄が滲み出てくるかもしれない。
悪いところは写真がマンネリ化すること、撮影技術向上の妨げになるかもしれないことだ。
でも僕的には被写体フェチがあることで人間臭さがあって良いと思うな。

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