インスタにアップする写真をマンネリから脱却したい
「最近インスタグラムにアップする写真がマンネリ化している。フィルムカメラが一部で流行っているけど、これならマンネリ化を脱却出来るかな?」
こういった疑問に答えます。
本日取り上げるあるフィルムカメラで、エモい写真が撮れるかもしれません。
そして現実を知ることになるかもしれません。
この記事を書いている私は、ガジェット好きで多種多様のガジェットを使ってきました。
スマホだけでも30台以上使った経験があります。
私の中で再びカメラブームがやってきた
このブログを読んで下さっている方は、私が凝り性ということに気づいておられるでしょう。
私の中でいままでに色々なブームがありました。
- DOS/Vパソコン組み立てブーム
- 第一期デジタルカメラブーム
- フィルムカメラブーム
- 第二期デジタルカメラブーム
- 非Apple製品ブーム(Androidスマホ等)
- Apple製品ブーム
こんな歴史をたどってきたのですが、最近カメラブームが沸々と沸いてきました。
きっかけはインスタです。
以前からインスタのアカウントは持っていましたが、利用はほとんどしていませんでした。
でも最近になってインスタにアップするために上記2,3,4で撮った写真を見ているうちに「やっぱ写真って楽しい、また始めようかな?」と思うようになってきたのです。
しかし再び写真を始めるにしても、所有していたカメラは5〜6年前にオークションに出品して売ってしまい、いま写真を撮れるのはiPhone 13 miniぐらいしかありません。
しかしiPhone 13 miniで撮っても気分は盛り上がりません。
そこで新たにカメラを購入しようと思いました。
再び購入するカメラの選択
私が過去に所有したカメラは、なかなかクセの強いものばかりです。
記憶を頼りに過去に所有したカメラは、こんなところです。
カテゴリー | ブランド名 | 機種名 | 主に使用していたレンズ |
コンパクトフィルムカメラ | MINOLTA | TC-1 | ボディ一体型 28mm |
CONTAX | T | ボディ一体型 38mm | |
T3 | ボディ一体型 35mm | ||
RICHO | GR1v | ボディ一体型 28mm | |
GR21 | ボディ一体型 21mm | ||
LOMO | LC-A | ボディ一体型 32mm | |
Rollei | Rollei35 | ボディ一体型 35mm | |
レンジファインダーフィルムカメラ | Leica | 3f | Summicron 35mm F2.0(8枚玉) |
M3 | ↑ | ||
MP | ↑ | ||
KONICA | HEXAR RF | ↑ | |
MINOLTA | CLE | ↑ | |
CONTAX | G2 | Biogon 28mm F2.8 | |
一眼レフフィルムカメラ | Nikon | FM2 | Nikkor 50mm F1.4 |
F3 Hp | ↑ | ||
CONTAX | S2b | Planar 50mm F1.4 | |
Aria | ↑ | ||
その他フィルムカメラ | Rollei | ROLLEIFLEX 2.8F | 75mm |
HASSELBLAD | 500C | 忘れた | |
POLAROID | SX-70 | 80mm F2.8 | |
コンパクトデジタルカメラ | OLYMPUS | E-100RS | ボディ一体型 38~380mm |
Canon | IXY55 | ボディ一体型 35~105mm | |
RICHO | Caplio R4 | ボディ一体型 35mm換算 28~200mm | |
Caplio R7 | ↑ | ||
Caplio R8 | ↑ | ||
Caplio GX | ボディ一体型 35mm換算 28~85mm | ||
Caplio CX5 | ボディ一体型 35mm換算 28~300mm | ||
GR Digital(初代) | ボディ一体型 35mm換算 28mm | ||
GR(APS-C初代) | ボディ一体型 35mm換算 28mm | ||
デジタル一眼レフカメラ | OLYMPUS | E-1 | 35mm換算 28~108mm |
PENTAX | K10D | すぐに売ったから覚えていない | |
Nikon | D1H | Tamronのレンズを使っていたと思う | |
D700 | ↑ | ||
Canon | 20D | EF35mm F2.0 | |
初代5D | Tamron SP28-75mm F2.8 |
出来れば私のお気に入りだった、フィルムカメラのLeica3f+Summicron 35mm F2.0か、CONTAX S2b+Planar 50mm F1.4を書い直したいのですが、いまは骨董品的評価が上がったのか?とんでもない値段でしか買えません。
当時不人気だったコンパクトフィルムカメラですら新品価格を超える値段で取引がされています。
このため購入するカメラの選択肢は必然と少なくなってしまいます。
そこで予算と自分が欲しいと思えるカメラの条件を決めてカメラ選びをしてみました。
ボディ+レンズで5万円以内
当初はボディ+レンズで3万円以内と思っていましたが、上記のとおりフィルムカメラは中古市場で異常なほどの値上がりをしていたので、追加して5万円に設定することにしました。
デジカメは… フィルムカメラが良い
私の情報不足と固定観念により「最近のデジカメはなんかどれも一緒の絵になってしまう」という思いが強かったために、フィルムカメラを買おうと決めました。
しかしこれが後に大きく後悔することになろうとは、この時は思いもしませんでした。
写りが個性的なレンズを使いたい
「隅々まで解像度が高くシャープな絵が撮れる」といった高性能なレンズはいらないと考えました。
それでは個性が無いので「オールドレンズっぽいフワッとした描写」,「特定の色だけコントラストが高い描写」この2点が得られるレンズを使いたいと考えました。
私はこの3点を基準にカメラ選びをして購入をしました。
私が購入したカメラ
悩みに悩んで購入したカメラはこれです。
私が以前所有していたロシア製カメラLOMO LC-Aです。
韓国のアイドルグループBTSがLOMOカードというLOMO LC-Aで撮影したポストカードを販売していたので、名前だけ聞いたことがある方がおられるかもしれません。
ウクライナ侵攻で世界的に批判を浴びているロシアで作られたカメラを買うことに一瞬戸惑いを覚えましたが、メルカリで日本人の方から中古品を購入したので、私の購入代金がロシアの軍事費に使われることはありませんのでご安心を。
ここで簡単にLOMO LC-Aの仕様を紹介すると…
- ボディーは金属+プラスティック製
- レンズはボディ一体型(Minitar 32mm F2.8の広角)
- フィルムは最も一般的な35mmを使用
- フィルム感度は多分ASA 25,50,100,200(老眼で読めない)
- 目測で距離を測ってピント合わせ(0.8m,1.5m,3m,無限)
- 絞りはF2.8〜F16まであるが、オートにしておけばシャッターを押すだけ
- シャッタースピードは1/500無制限
- ファインダーは写ルンですレベル
こんなところです。
私が購入したLC-Aは2004年以前に製造されていました(保証書に2004年と記載)
いまから18年前以上の製品です。
しかし私が購入した製品は、非常に良い状態でした。
- ボディはスリ傷すらない新品同様品
- ボディ内(フィルム室)も新品同様
- 各種機能は完動
- 遮光モルトも劣化していない
恐らくワンオーナーで、購入された方はほとんど使わずに防湿庫で保管をされていたのだと思います。
購入後 近所にあるカメラのキタムラでフィルムを購入し、テスト撮影をしてきました。
テスト撮影結果
27枚撮りフィルムでテスト撮影をしてきましたが、中古カメラにありがちな光線漏れもなく、全く不具合のない良品でした。
テスト撮影ということで、近所をブラブラと散歩+スーパー銭湯の駐車場で撮ったので大した写真ではありませんが、作例を載せてみたいと思います。
ビビットなカラー,周辺光量落ちからLC-Aらしい写りをしています。
目測なのでピントはこんなものです。
これもLOMOっぽいトーンですね。
時代が私に刃を向いた
購入したLOMO LC-Aの状態が良く、自分の思い描いていた写真を撮れてテンションが上っていた私にデジタル時代の刃が向けられました。
それは購入したLOMO LC-Aがどうかしたとかいう話ではありません。
フィルムカメラを購入した私に現実を突きつけれたと言いますか…
フィルムカメラに厳しい時代
それはテスト撮影のフルムを現像に出す時に気が付きました。
現像代が私が知っている価格と違ったのです。
以下はすべて税込み価格です。
- 現像代 792円
- プリント代 L判で@40円/枚(27枚撮りだと1,080円)
- スマホ転送 フィルム1本で880円
- CDに焼く フィルム1本で550円
私は27枚撮りのフィルム(880円)を使用、現像代792円、CDに焼いてもらったので550円、合計で2,222円でした。
「こんな高かった?昔は現像+プリントで千円ちょっとじゃなかった?」と思わずキタムラの店員さんに言ってしまいました(店員さんごめんなさい)。
そうなんです。
いまはデジタルカメラの時代で、フィルムカメラを使う人は稀で需要が無いのです。
需要が無いから当然、各費用は高くなってしまうのです。
27枚撮りフィルムを5本現像+CD焼きをしたら10,000円を超える。
50本現像+CD焼きをしたら100,000円を超える時代なのです。
「趣味はお金が掛かる」というのは理解していましたが、予想以上に費用がかかることをLOMO LC-Aを購入後に気がついたのです。
フィルムが売っていない
1本目のフィルムはたまたま近所のキタムラにあったので気にもとめませんでした。
そして1本目の現像を終え、テスト撮影ではなく本格的に撮影しようと思いフィルムを買おうと思ったのですが、そのキタムラにフィルムの在庫がありませんでした。
仕方がなく他のお店へ足を運びましたが、他のお店もありません。
他の店員さん曰く「昔と違ってフィルムカメラを使う人がいなくなってメーカーもフィルムの製造を絞ってしまった。そんな状況だったが最近はインスタで個性的な写真をアップしたいいがために、若い人たちがフィルムカメラを買ってフィルムを消費するので、需要が急激に高まり供給が追いつかなくなってしまった」とのことでした。
もちろんAmazonや楽天で購入することは可能ですが、何故か36枚撮り3本セット以上のまとめ買いでしか購入することが出来ません。
※1本買いも出来ますが、一般的なフィルムではないみたいです。
まとめ
久々に写真熱の高まりを覚えましたが、フィルムが無い,現像代が高いという理由で、テンションがダダ下がりしてしまいました。
「何か良い方法は無いか?」と色々と調べてみたところ、一筋の光明が差し込みました。
続きは次回お届けしますね。