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X100Ⅵの発表でX-Pro4のスペックが絞られてきた

X-Pro4のスペックが見えてきた

先日のX-Summit 2024でX100シリーズの新機種 X100Ⅵが発表された。
X100VからX100Ⅵへの進化から「もしX-Pro4が発売されるならこういうスペックになるだろう」という進化がかなり絞られてきたと思う。
今回はX100Ⅵの発表を終えてからのX-Pro4のスペック予想をしてみようと思う。
ちなみに以前僕はX-Pro4はこうなるんじゃないか?という予想記事を書いていた。

【この記事はこんな人にオススメ】

  • X100Ⅵの進化を再確認したい人
  • X-Pro4のスペックを予想して楽しみたい人
  • 勝手な予想記事を穏やかな気持ちで読める人

X100Ⅵの進化

X-Summit2024でX100シリーズの新型が発表されるのは予想どおりだった。
でもX100Ⅵのスペックは、予想外と思えることが多かった。
「さすがXシリーズのアイデンティティ的なカメラと言われるX100シリーズ、FUJIFILMは気合を入れたな!」と感服した。
僕の予想したスペックはこんなところである。

【僕の予想どおり実現したスペック】

  1. 伝統的な外観は大きく変えない
  2. X100Vで新設計したレンズは変えない
  3. フイルムシミュレーション2種類追加(ノスタルジックネガ,REALA ACE)
  4. チルト液晶の角度拡大
  5. スペックではないが価格の大幅アップ

【僕が予想したが実現しなかったスペック】

  1. 大型バッテリーの採用
  2. 縦向き撮影用のチルト追加

【僕が予想しなかった嬉しいスペック】

  1. ボディ内手振れ補正 無し→6.0段
  2. 有効画素数 約2610万画素→4020万画素の大幅アップ

こんなところだ。
かいつまんで意見を言わせてもらうと、まず価格アップについては残念と思いつつも仕方がないかなと思った。
「円安」,「大幅なスペックアップ」 この2つの理由で納得せざるを得ない。

大型バッテリーの採用が見送られたのは意外だ。
僕はX100シリーズを使ったことが無いので文句を言う資格は無いが、X100Vのユーザーレビューを読むとバッテリーの減りが速いという意見をよく見るのでここは改善してくると思っていたが、伝統のボディデザイン(サイズ)を継承しつつ、ボディ内手振れ補正や大型CMOSを搭載するためバッテリーの大型化は諦めざるを得なかったのだろう。

ボディ内手振れ補正はX100Ⅵには搭載されないと思っていた。
理由は単純に「レンジファインダースタイル=ボディ内手振れ補正無し」という固定観念をもっていたからだ。
FUJIFILMは、Leicaを色濃く感じるレンジファインダースタイルのX100シリーズ,Proシリーズ,Eシリーズにはボディ内手振れ補正を乗せないと思い込んでいた。
でも普通に考えれば「高画素化=手振れがシビアになる」このことからボディ内手振れ補正は必須だなと思った。

X100Ⅵでは有効画素数の大幅アップはしないと思っていた。
X-S10→X-S20のように、高画素化はしないで処理能力のアップだけと思っていた。
理由は「X100シリーズはコンパクトカメラだ」という思いがあったからだ。
でも冷静に考えれば「X100シリーズはXシリーズのアイデンティティ」だし「X100Vでも搭載されていたクロップ撮影に高画素化は有利だ」と考えると妙に納得してしまう。
でも撮影した写真の使い道がインスタにアップするだけの私のような人にとっては有効画素数はそのままでいから価格を抑えてくれた方が良かったと思っている方も多いのでは?

X-Pro4のスペックを予想してみる

冒頭のとおりX100Ⅵのスペックが分かったことで、X-Pro4のスペックがかなり絞られてきたと思う。
そこで改めてX-Pro4の代表的なスペックを予想してみよう。

  1. X-TRANS CMOS5HR,X-Processor5搭載で4020万画素
  2. ボディの厚みだけ数mm大きく
  3. バッテリー大型化
  4. ボディ内手振れ補正 6段搭載
  5. デュラテクトコーティングは継続
  6. Hidden LCDは廃止、2軸チルトモニターへ変更
  7. フイルムシミュレーション2種類追加(ノスタルジックネガ,REALA ACE)
  8. スペックではないが価格の大幅アップ(実売32万円ぐらい)

開発責任者の上野氏が代わられたことで、尖った仕様はデュラテクトコーティングが残るぐらいで実用的なカメラへ変わると読んでいる。
X-Pro3の最大の特徴であったHidden LCDはFUJIFILMらしい尖った面白い仕様だが、実用的なX-T5のような2軸チルトモニターへ変わると思う。
その他 さらなる革新的な技術が採用されることは無いだろう。

バッテリーの大型化はボディの厚みとトレードオフだと思うので、大型化されれば厚みは増えるだろうし、変更が無ければ若干の厚みアップで抑えられるだろう。
でもProと名の付くモデルなので、ここはFUJIFILMの技術の見せ所だと思う。

価格はX100Ⅵの価格から推定すると32万〜35万が妥当だと思う。
希望的には20万円台後半で抑えて欲しいところだ。
その値段だったら是非とも購入したい。

まとめ

FUJIFILMはこれまでカメラやフィルムの技術を転嫁出来る半導体,医療機器と薬剤,お化粧品のメーカーへと変わってきた。
今後もこの方針は変わらないだろう。
だからと言ってカメラやフィルムから撤退することは無いが、カメラ事業の規模の縮小は考えられる。
それは「新製品を発売しても売る在庫が無い」という現象から、カメラ事業にあまり力を入れられないのが見え隠れする。
だから今後は製品のランナップの整理は充分考えられる。
何の根拠も無いがEシリーズやX-T2桁シリーズの役割はSシリーズに任せて、この2つの後継機種はもう出ないのではないか?と思っている。
その代わりに高級機種(Hシリーズ,T1桁シリーズ,Proシリーズ)を値段は高いけどユーザー満足度が高いカメラへと変えていくのではないだろうか?
上記 私のX-Pro4の仕様予想は大きく外すことはないのでは?と思っている。

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