「富士フィルムのミラーレス一眼X-E5が出ると仮定したらどんなカメラになるんだろう?」
こういったことを予想してみます。
この記事を書いている私は、過去に多種多様のカメラ数十台を使ってきました。
デジタルカメラだけでなくフィルムカメラも10台以上使った経験があります。
僅か1年半でディスコンになったX-E4
2022年10月頃に富士フイルム製カメラファンの間で賑わった話題と言えば「X-E4がディスコンになった?それとも一時的な予約中止?」ということです。
当初ファンの間では「半導体不足による一時的な予約中止だろう」という期待に似た予想が大半を占めていた。
しかし残念ながら2022年12月頃には富士フイルムの公式ホームページからX-E4はラインナップから消えてしまいました。
X-E4はミニマムなデザインが受け、注文をしても数ヶ月待ちという大人気機種だったにも関わらず僅か1年半でディスコンになってしまったのです。
理由を想像してみるとこんなところだと思います。
- 世界的な半導体不足により調達が難しくなった。
- X-Trans CMOS(以下X-Trans) & Processor 4から5への移行時期だった。
- この先も半導体不足の解消は見込めずX-Trans 4の生産を切り上げた。
- 利益率が高いX-H2(S),X-T5の生産を優先した
- そのため利益率の低いX-E4やX-T30Ⅱをディスコンにせざるを得なかった
私は経済や大手製造業の生産についてはド素人です。
よって上記の推定はド素人の想像に過ぎませんが、あながち間違ってはいないと思います。
これから「もしX-E5が発売されるとしたらどんな機種になるか?」についてお話をさせてもらいますが、上記X-E4が早期にディスコンになった理由が当たっているのが前提であることをご了解下さい。
今回の記事はあくまでも「X-E5はどんなカメラになるかを想像をして楽しもう♪」というもので、リークではありません。
X-E5が発売されるならこんな機種になるのでは?
私はもしX-E5が発売されるなら、この3つのどれかになるのではないか?と予想しています。
ちなみに星の数は可能性の高さを表しています。
X-E4のボディを流用
★★★★☆
X-E4が大人気機種になったのはミニマムなデザインが大きいと思います。
そんなデザインを僅か1年半しか発売しなかったX-E4だけに使うことは考えにくいです。
よって考えられるのは…
- X-E4のボディをそのまま流用する
- X-T5と同じX-Trans & Processor 5を搭載する
- フィルムシミュレーション ノスタルジックネガ追加
- AF等のアルゴリズム改善
- バッテリーの変更は無し
この可能性が1番高いと思います。
もう1つ進化点を追加するなら通常のチルトモニターから3軸チルトモニターに変更するぐらいかな?
でもコストアップに繋がるのでこれは無いかも?
X-E3とX-E4の中間的な新デザインを採用
★★★☆☆
とても好評だったX-E4のボディデザインですが「少しやり過ぎでは?」と言う評価も少なくありません。
そこで少しだけ操作ボタンが増えた新デザインを採用することも考えられます。
例えばフォーカスレバーが無くなったことを惜しむ声をYouTubeやブログで見受けられます。
そこでX-E3の前面左下部にあったフォーカスレバーをX100Vのように側面へボタンとして新設するようなことも考えられます。
また例えば「X-Eシリーズでは三脚用ネジ穴とバッテリーカバーが近いために、三脚使用時に三脚からX-E4を外さないとバッテリー&SDカードの交換が出来ない」といった使い勝手が悪い構造を修正してくる可能性もあります。
つまりX-E5は…
- X-E4のボディのマイナーチェンジ的なデザインを採用する
- 専用ボタンが1〜2増える
- X-E4の使い勝手が悪かったところを改善してくる
- 3軸チルトモニターに変更
- X-T5と同じX-Trans & Processor 5を搭載する
- フィルムシミュレーション ノスタルジックネガ追加
- AF等のアルゴリズム改善
- バッテリーの変更は無し
富士フィルムは、公式YouTubeチャンネルの動画から「ユーザーの要望をよく聞いてそれを次期モデルに採用していく」という考えを強く持っている会社だと私は思っています。
よって少しやり過ぎた感があるX-E4をブラッシュアップしてX-E5を出すのも極めて現実的な感じがします。
X-EシリーズはX-Proシリーズに統合
★★☆☆☆
X-Eシリーズは廃止、X-Pro3をより軽量コンパクトにしたX-Pro4がその役目を負うことになるという予想です。
富士フイルムのカメララインナップって種類が多く差別化という観点では分かりにくいと思いませんか?
いまの世界的な半導体不足の危機的状況で、富士フイルムはカメラのラインナップを整理して生産効率を上げることを進めると思います。
そこで一般的に異質なカメラと見られるレンジファインダースタイルのカメラ、Proシリーズ,Eシリーズ,X100シリーズのどれかを廃止するのでは無いか?と思いました。
ではどれを廃止するか?を考えてみると、ハイブリッドビューファインダーを搭載していないEシリーズを廃止するのではないか?と考えます。
ちなみにX100シリーズはXシリーズのアイディンティティ的なカメラなので、絶対に廃止しないと思います。
話を戻します。
もしEシリーズをProシリーズに統合してX-Pro4が実質X-E4の後継機種になった場合、X-Pro4はどのようなカメラになるか?
- 全体的なフォルムはX-Pro3を継承
- より軽量コンパクト化する
- 専用ボタンは少なくなりファンクションボタン(機能割り当て)が増える
- Hiddenモニターは廃止、2軸チルトモニターになる
- 当然サブモニターも廃止
- ハイブリットビューファインダーは継続
- X-T5と同じX-Trans & Processor 5を搭載する
- フィルムシミュレーション ノスタルジックネガ追加
- AF等のアルゴリズム改善
- バッテリーの変更は無し
- ボディ内手振れ補正は追加されず
こんなところだと思います。
この予想って以外とアリって思いませんか?
X-E4のポジションには、レンズ交換式では無いけどレンジファインダースタイルのX100Vが収まるって感じですかね。
まとめ
X-E3のモデル末期に「もうX-Eシリーズは打ち止め」という噂が出ていたらしいですが、X-E4で爆発的に人気が出たと思ったら突然のディスコンと、波瀾万丈な運命を辿っています。
私が上で書いたX-E5の予想ですが、X-E4オーナーとしては「X-Pro4に統合される」というのが1番面白いと思います。
でもX-Eシリーズは、軽量コンパクトで得られる画像はフラッグシップ機種と変わらないという理想を絵に描いたようなカメラなので、是非とも継続して欲しいですね。