X-E4がやってきて1年
先日(2022年12月2日) 、私の愛機 X-E4が僕のところへやってきて1年が経った。
少々過保護に育てた感は否めないが、X-S10と共に趣味の良き相棒として働いてくれたと思う(ちなみにX-S10の方は2022年7月6日に僕にところにやってきたが記念日を忘れてた…)
そんなわけで今回はX-E4を1年間使ってのレビューを書こうと思う。
といっても一般的なレビューはネットの世界にゴロゴロとあるので、ここでは兄弟であるX-S10との使い分け、関係性、細かいけど意外と大きな違いみたいな事を書こうと思う。
【この記事はこんな人にオススメ】
- 高額だけど中古のX-E4を買いたいと思っている人
- 1世代前だけどX-S10を買いたいと思っている人
- X-S20を買いたいと思っている人
諦めていたX-E4
以前記事で書いたが、X-S10を入手後もX-E4の事がずっと気になっていた。
モヤモヤしているうちにX-E4はディスコン、中古を狙おうと思っても中古価格は凄い勢いで値を上げていった。
そんな時にインスタでフォローをさせて頂いていた方からX-E4(新品)の予約権利を譲ってもらい、1年前の今日、晴れてオーナーになれたのだ。
いま思えば奇跡のような出来事で譲って下さった方には本当に感謝をしている。
X-S10との使い分け
過去記事でX-S10とX-E4の使い分けについては説明しているが、最近少し変わってきたので改めて紹介しよう。
細かく書くとこんな感じだ。
【X-S10】
- 夜スナップは100%,テーブルフォトは100%こちらを使用
- MACRO APO-ULTRON 35mm F2は100%こちらを使用
- NOKTON 23mm F1.2,NOKTON 35mm F1.2は90%こちらを使用
- ULTRON 27mm F2.0は5%こちらを使用
【X-E4】
- 昼スナップは100%,テーブルフォトは0%こちらを使用
- MACRO APO-ULTRON 35mm F2は使っていない
- NOKTON 23mm F1.2,NOKTON 35mm F1.2は10%こちらを使用
- ULTRON 27mm F2.0は95%こちらを使用
ざっくり言うとX-S10はテーブルフォト用、スナップも使うがほとんどNOKTON用
理由はテーブルフォトを撮る時はバリアングルの方が便利、夜スナップはボディ内手ブレ補正+明るいレンズの方が有利。
X-E4はULTRON 27mm F2.0でほとんど撮影、常時持ち歩きエブリデイカメラとなっている。
理由はエブリデイカメラは軽量コンパクトな組み合わせが持ち運びが楽だからだ(X-S10+ULTRON 27mm F2.0でも軽量コンパクトだが)
ほぼ役割分担が出来ている。
僕と2台のカメラの関係性
関係性等と言うと大袈裟だがX-S10とX-E4の2台を擬人化してみると…
X-S10は4ヶ月早く入手したこと、バリアングルや手ブレ補正といった強力な武器を持っていることから、頼りになる相棒といった感じがする。
X-E4は奇跡的な出会いだったこと、エブリデイカメラとして常に僕のそばにいることから、大切な彼女といったところだ。
もし僕の経済状況が悪化して、どちらかを手放さなければならなくなったら、X-S10を手放しX-E4を残すと思う。
使いやすさと確実に写真を撮りたいのであれば圧倒的にX-S10の方が上、X-E4は使いこなすのに少し苦労を強いられるし、手ブレ補正が付いていないので撮れ高についてはやや劣る。
にも関わらずX-E4を選ぶのは「デザインのかっこよさ」,「操作をする楽しさ」でX-S10を上回っているからだ。
「それって写真の出来上がりに直接関係無くない?」と言われそうだが、以前の記事で書いたとおり僕は写真でお金を稼いでいるプロじゃないし、写真の出来よりも撮影をする行為自体が好きだからだ。
でも2台共本当にお気に入りのカメラなので、万が一本当にそういう事態になったら悩むかも?
X-E4使用1年後のレビュー
次にX-E4を1年間使って感じたことを同じFUJIFILM製でほぼ同じ価格帯であるX-S10と比較しながら僕が気になることを中心に書いてこうと思う。
この2機種は同じ価格帯でもコンセプトの違いが明確にあると感じた。
シャッターフィールと音
シャッターフィール(指先から感じる振動的なこと)はX-E4の方が好み、音はX-S10の方が好みである。
X-E4のシャッターフィールは「撮ったどぉ!」というのが荒々しく伝わる感じがする。
X-S10は洗礼された上質な感じがする。
味付け的には手ブレ補正が無いX-E4が上質に、手ブレ補正があるX-S10が荒々しい方が良いとは思うが…
でもX-E4の音の方が気分が乗り、シャッターをドンドン切りたくなる。
シャッター音は両機を擬音語で表現するとX-E4は「ガシャッ!」、X-S10は「パカラッ!」という感じ。
著名なYouTuberさん達が口を揃えたようにX-E4のシャッター音が素晴らしいと絶賛していたが、僕的には圧倒的にX-S10の方が好みだ。
X-E4を使い静かなところで撮影する場合は積極的に電子シャッターを使いたくなるが、X-S10なら「大丈夫だろ?」と思えるぐらい音量の差がある。
ファインダー視認性
X-E4にもX-S10にも視度調整ダイヤルが付いている。
X-E4はコロコロ回して1番視えるところでカチッと止まるが、X-S10だと1番視えるところを通り過ぎてカチッと止まるため微妙にボヤケてしまう。
よってX-S10はピーキング機能があるのでピント合わせには困らないが、ピント合わせがノーマルだと合わせられないぐらいボヤケている。
これは個人差というか個体差なのか分からないが、少なくとも私が所有する2台ではX-E4の方が見やすい。
設定メニュー
設定メニューはX-E4とX-S10を統一しているように見せているが中身はかなり違う。
僕が1番気になるのはカスタム登録の設定メニューだ。
【X-E4】
- カスタム登録数が7つある
- カスタムのコピーが出来る
- カスタムの変更があるとマークで変更箇所を示してくれる
- シャッタースピードダイヤルなのでカスタムを呼び出す専用ダイヤルが無く、呼び出すにはQメニューでボタン操作やモニターのタッチ操作が必要
【X-S10】
- X-S10はカスタム登録数が4つしかない
- カスタムのコピーは出来ない(構造的に必要は無いが)
- カスタムの変更があっても変更箇所を示してくれない
- X-S10はモードダイヤルなのでカスタムを簡単に呼び出せる
このように「X-E4はよりかゆいところに手が届く玄人向けのメニュー」,「X-S10はより簡単に使える初心者向けのメニュー」となっている。
僕は圧倒的にX-E4のメニューが使いやすい。
操作ボタン数
専用ボタン+カスタマイズ出来るボタンの数+タッチ操作数は圧倒的にX-S10の方が多い。
これはYouTubeの動画で2機種の開発責任者の上野さんがおっしゃっていたが…
X-E4はプロやハイアマチュア向けのカメラでその人達の要望で誤操作に繋がるボタンは出来るだけ排除した。
そしてそういう人たちは自分の撮影スタイルが確立しているので撮影前にカスタム登録をしておき、必要な時に一発ですべての設定を変えられるようにした。
X-E4はカスタム登録を駆使して使うカメラ。
X-S10はXシステムを使って頂くためのゲートカメラ的なポジション。
他社システムから移行しても出来るだけ違和感が無い操作にし、機能は全部入りにした。
僕はこの話を聞いてファンクションボタンが少ない事には納得した。
でも本音ではあと1つだけどの設定でも登録出来るファンクションボタンが1つ欲しかった。
まとめ
このようにX-E4とX-S10は同じコンシューマ向けの価格帯だが似て異なる機種だ。
手ブレ補正があるのでX-S10の方が2万円ほど高いが、それが無かったらお金をかけているのはX-E4のような気がする。
それはシャッターボタンにリモートシャッターの接続ネジが切ってあるとか、軍艦部の加工からそう感じる。
そういうところから何となくX-E4の方が安価なのに高級カメラという感じがする(決してX-S10がチープに感じる訳ではない)
その高級感、そして希少性による中古価格高騰もあって、僕はこの1年間 X-E4を過保護に育ててきた感がある。
でもカメラは使ってなんぼだと思うので、次の1年はもっと積極的に使っていきたいと思う。