私の唯一の道具 Fire HD 8 Plus

私は何か新しいガジェット類を購入する時に必ず、昔職場の先輩が言っていたことを思い出します。
時は25年ほど遡ります。
先輩は趣味でモトクロスバイクのレースに参戦しており、そのバイクを運搬するために、ハイラックスのピックアップを（後ろに荷台がある車）乗っていました。
先輩はハイラックスが車検を迎えたのと、酷使していたために痛んでいたこともあり、買い換える決意をしたのです。
「次はどんな車を買います？」と聞いたところ「もうモトクロスは卒業しようと思ってるからバイクを運ぶことは考えなくていい、ボロボロの中古のテラノでも買おうかな？」と答えました。
続いて私が「なぜあえてボロボロの車を選ぶの？」と聞いたところ…

「車なんて移動するための道具、ドアを蹴飛ばして閉めるぐらいのことが出来ないのは道具じゃない」

私はこの言葉にショックにも似た感情を抱きました。
何故なら私は車もガジェットモノも "売る時のことを考えて使う"からです。
私が所有するiPhone 12 Proを例に話すと、売るときに値段が下がらないよう画面は保護ガラスを貼り、筐体はケースで包み、Lightningケーブルの差込口がキズ付かないようワイヤレス充電にしたりと、まるで宝物のように扱つかっています。
この過保護を否定するつもりはありません。
新しいガジェットを購入するために、いまある資産を出来るだけ高く売るために大切に使うことは間違っていないと思うからです。
その一方「大好きなガジェットモノなのに窮屈な使い方をしてるな」とも思っています。

Fire HD 8 Plusは道具として買った

上記のとおり私はガジェットモノを道具としてではなく資産として使っていますが、唯一Amazonの Fireシリーズだけは道具として使っています。
Fireシリーズと他のガジェットモノとの違いは…

比較的安価な製品である。
よって雑に扱って壊れてもまた買えば良いという気になる。
数年使ったのち、売ろうと思ってもお金にならない。
よって使い潰そうという気になり傷，汚れ等を気にしないでガンガン使える。
当然、画面の保護ガラス、筐体ケースは使用していない。

まさに先輩が言っていた「ドアを蹴飛ばして閉めるぐらいの車」と同じ道具なのです。
その道具感こそがAmazon Fire シリーズの最大の魅力ではないかと思っています。

Fire HD 8 Plusの使用用途

私のFire HD 8 Plusの使用用途はこの2つです。

Fire HD 8 Plusをジップロックに入れて（防水処置）、キッチン，お風呂場でYouTubeやPrime Videoを観る。
ベッドの上でKindleアプリを使って本を読む。

たったこれだけです。
こういった使い方に1番適しているのはFire HDシリーズだと思います。
10万円近くするiPadを水場で使うのは勇気が入ります。
もしジップロックの蓋が開いてた破れたりしたらiPadは水濡れで故障してしまいます。
長くこのような使い方をしていると水蒸気によって故障してしまうかもしれません。
でもFire HDシリーズだったら故障をしても「仕方がない、また買おう」と諦めることが出来ます。
2021年8月11日現在AmazonでFire HD 8 Plusの価格は14,980円で、決して安い買い物ではありませんが、高価なiPadよりは精神的ダメージは少ないと思います。
つまりFire HDシリーズは、使い捨て感覚で購入出来るタブレットだと思っています。

まとめ

上記のとおり道具感覚で使えるFire HD 8 Plusは、使い方によってはiPadよりも優秀です。
動画を観る，読書をする，Webブラウザで調べ物をする，この程度の使用目的でしたらFire HD 8 Plusはオススメの商品です。
ちょっと前までiPad mini 第6世代が発売されたら購入しようと思っていましたが、Fire HD 8 Plusと用途が被るために「iPad mini 第6世代はいらないかな？」と思いつつあります。