留学の心構えが知りたい人
「留学する人たちってどうやってモチベーションを保ってるんだろう? 私は人見知りな性格なくせに誰かと一緒じゃないと寂しいし怖いな… そんな私が留学に行って大丈夫かな? 」
こういった疑問に答えます。
留学は、積極的に行動する,誘惑に負けない,時には自分を変えなければいけないといった強い心が必要です。
今回取り上げる留学の心構えを心に留めておくことで、強い心を保つことが出来ます。
この記事を書いている私は、タイへ短期留学をした経験があります。
2020年8月時点で観光だけでも31回タイへ行っておりタイの生活に慣れています。
私が留学に必要だと思う心構え
段取り八分という言葉があります。
これは何かを成し遂げ成功するのは、準備の出来で8割は決まってくるという意味です(間違っていたらスミマセン)
これは設備,資料等だけで無く、心構えも必要だと思います。
私は以下5つの心構えが留学には必要だと考えています。
留学の目的が明確じゃない人はお金と時間を無駄にする
留学するのであれば明確な目標を持たないと、留学終了後に後悔することになります。
私の目標は「タイ古式マッサージのタイ政府の認定を取る」と「タイ古式マッサージの総本山であるワットポーの認定を取る」の2つでした。
短期留学たっだのでこれぐらいの目標で良かったのですが、例えば1年間 語学留学する場合はもっと細かく積み上げた目標を定めた方が良いと思います。
昔私は 駅前留学のNOVAで勉強していたことがありました。
NOVAは生徒が現在どのレベルなのかを判定する評価基準があり、それがとても具体的でとても面白かったです。
確か20レベルまで評価基準があったと記憶していますが、ビギナーレベルの「外国人に道を尋ねられた時に案内が出来る」から始まり、最上位の20レベルでは「好きな人に自分の気持ちを伝えることが出来る」という明確な基準がありました。
このように留学をするのであれば、自分で具体的な目標を積み上げていき、1つ1つ目標をクリアしたら消し込みをするぐらいの覚悟と準備をしないと、時間とお金だけを無駄にしてしまうと思います。
異国間コミュニケーションを積極的に取れる人が成長する
留学先の国の言葉を話せる人は大丈夫だと思いますが、話せない人は「人との接触を避ける」,「日本語が通じる人とだけ付き合う」ということになりがちです。
実は私もそうでした。
留学の初期の頃は、学校が終わったらすぐにホテルへ帰って引き籠もっていました。
でもある日を境に「異国間コミュニケーションって楽しい」と思えるようになりました。
その機会の話を詳しくすると文章が長くなってしまうので、掻い摘まんで話しますね。
ある日私は、大通り横で営業している屋台のオカマバーで一人で飲むことになりました。
隣には元男性の女性が座ったのですが、彼女?はタイ語と片言の英語しか話せません。
私は日本語と片言の英語しか話せません。
そんな2人が、約3時間も会話をしたのです。
話した内容はお互いの国の言葉を教えあったのですが、言葉が通じないのにどうやってコミュニケーションを取ったのか?
それは紙とペンを使って漫画を書いて意思を伝えたのです。
もちろん漫画で伝えたいことを書くので時間はかかりますが、自分が伝えたいことが相手に伝わることがこんなに嬉しいことだということをその時に知ることが出来ました。
そして翌日、学校で一緒に勉強していたタイ人の娘に、夕べ教わったタイ語で話しかけてみるとちゃんと通じました。
そこから積極的にタイ語を学ぼうという気持ちになり、いまは少しだけですが、タイ語が話せるようになったのです。
これがきっかけで、私は積極的に異国間コミュニケーションを積極的に取れるようになりそれ以降は…
- タイ人の友人とお互いの言葉を教え合いながらレッスンをしたので楽しく勉強が出来るようになりました。
- タイ人の友人がレッスン後、休日には色々なところへ遊びに連れて行ってくれて、留学生活が充実しました。
- 留学終了後もタイへ訪れた際には、タイ人の友人と遊びに行ける関係を築けました(結婚式や葬式にも呼ばれました)
このように異国間コミュニケーションを積極的に取ることが出来るようになったことで、留学中も留学後も成長出来たし人生が変わったと思います。
もし留学をしていなかったら?もしあのオカマちゃんと出会うこと無く積極的な異国間コミュニケーションを取ることが出来ていなかったら?私の人生で海外の人の結婚式や葬式に出席するようなことは無かったと思います。
一人で行動出来ない人は案外留学に向いているかも?
世の中には一人で外食が出来ない人がいます。
中にはトイレすら一人で行けない人も…
理由は1つだけ、単に「寂しい」からだと思います。
そんな人は海外留学なんて出来ないと思いがちですが、私は案外留学に向いていると思っています。
理由は…
一人で寂しい→一人でいたくない→早く友達を作ろう!
こうなるからです。
寂しがりの人って本来コミュニケーション能力が高い方が多いです。
よって友達が出来て「寂しい」という問題が解決出来たら、後に発生する問題も周りの人の協力を得て解決出来る能力を持っています。
だから「私は一人で行動できない欠点がある」と思っている人は自信を持って下さい。
あなたの一人で行動できない欠点は、友達を作る能力に長けている長所の現れで、留学に向いていると思います。
潔癖症は留学の大きな壁
世界で水道水が飲めるのはは15ヶ国しか無く、日本はその中の1つです。
日本は清潔な国です。
そんな清潔な日本に住んでいながらも極度の潔癖症の人は、海外留学どころか、海外旅行すら無理だと思うので諦めて下さい。
私が留学したタイでの生活はこうです。
- 高級ホテルですら歯磨きは水道水を使えない、ペットボトルの水で口をうすぎます。
- 屋台の食器洗いは、良いところで上記1の汚い水道水、悪いところだとその水道水をたらいに貯めた水で行います。
- 安いホテルだと部屋にアリ,爬虫類等が出没します。
- 田舎のトイレ(大)は、手でお尻を洗うスタイルです(デパートのトイレはお尻洗浄機能付きの便器があります)
- 車の排気ガスを浴びながら食事をする屋台が普通にあります。
これが世界標準とは言いませんがこれに近いところが多い、少なくとも東南アジアの標準はこんな感じだと思います。
この環境が受け入れられない人は留学を諦めましょう。
自宅でオンラインの学習サイトを利用した方が清潔ですし安価です
人として基本的なことが出来ない人は相手にされない
これは簡単なことです。
朝 先生や生徒に会ったら、その国の言葉で「Good Morning!」と挨拶すること。
何か助けてくれたら、その国の言葉で「Thank you.」と言うだけです。
こういった人として基本的なことが出来ない人はどこの国へ行っても相手にされません。
見知らぬ土地へ行くと心も体も縮まってしまい、日本で出来ていたことが出来なくなります。
私は授業初日に「サワディ カップ!(おはよう)」とタイ語で挨拶をするのが何か恥ずかしくてつい声が小さくなってしまいました。
その後に大きな声で挨拶をする他の生徒を見て別の意味で恥ずかしくなったので、翌日以降は大きな声で挨拶をしたことが強く記憶に残っています。
まとめ
いまはコロナ禍で留学へ行く時期ではありません。
でも計画や準備をする時間はたくさんあります。
この期間を利用して、自分は本当に留学したいのか? どんな勉強がしたいのか? そのためにいま何をしたらいいのかを、時間をかけて考えて下さい。