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Ultron 27mm F2.0の使い勝手

Ultron 27mm F2.0の使い勝手が知りたい

「Ultron 27mm F2.0が欲しいけど、使い勝手がどうなのかを知りたい。実際に使った人の感想を聞きたいな」

こういった疑問に答えます。

本日取り上げるUltron 27mm F2.0のレビューを読むことで、それを知ることが出来ます。
この記事を書いている私は、過去に多種多様のカメラ数十台を使ってきました。
デジタルカメラだけでなくフィルムカメラも10台以上使った経験があります。

Ultron 27mm F2.0の使い勝手

前回のUltron 27mm F2.0 装着外観から3週間ほど経ちました。
その間 仕事の合間を狙ってX-S10やX-E4に装着してかなりの枚数を撮ってみました。
そこで今回はUltron 27mm F2.0の使い勝手について、私が感じたことを書き綴りたいと思います。

軽量コンパクトさは正義

私がいままで所有していたFujifilm Xマウント対応レンズの最軽量かつ最もコンパクトなレンズはVoigtlander NOKTON 35mm F1.2でした。
重量はNOKTON 35mm F1.2が196g、Ultron 27mm F2.0が120g、その差は僅か76gなのですが、手に持った感覚は数値以上に軽く感じます。
ちなみに本体+SDカード+バッテリー+ULTRON 27mm F2.0の総重量は、X-E4は507g、X-S10は604gになります。

X-E4(SDカード,バッテリー含む)+Ultron 27mm F2.0の重量

X-S10(SDカード,バッテリー含む)+Ultron 27mm F2.0の重量

全長はNOKTON 35mm F1.2が39.8mm、Ultron 27mm F2.0が23.5mm、その差は16.3mmあるのですが、数値以上に取り回しが良いです。
X-E4に取り付けると、ちょっと大きめのコンパクトデジカメのようで本当に扱いが楽です。
「夏場に履く短パンのポケットに収まるぐらい」というのは無理ですが、「冬に着るコートのポケットに簡単に収まる」レベルだと思います。
ボディ装着時にレンズの凸部が低いので、手持ちのコートのポケットに入れようとしても引っかかることがありません。

X-E4+Ultron 27mm F2.0

X-S10+Ultron 27mm F2.0

嬉しいのはX-E4でもX-S10でも小さなカバンに容易に入れられるということです。
NOKTON 35mm F1.2は軽量コンパクトなレンズですが、それでも「今日はカメラを持って行こうか?どうしようかな?」と悩みましたが、 Ultron 27mm F2.0を入手してからは、軽量コンパクトなので毎日カバンにカメラを入れて持ち歩いています。
X-E4とX-S10が、気合いを入れて持ち出すカメラから、エブリデイ カメラとして生まれ変わったのです。

27mm(換算画角 40mm)は使いやすい

以前の記事で書いたとおり私のメインレンズ(画角)は50mm、準メインレンズ(画角)は35mmです。
よってUltron 27mm F2.0の画角 40mmは全く抵抗無く使うことが出来ました。
40mmの画角は、35mmの画角に近いこともあって35mm寄りです。
情けない話ですが、Ultron 27mm F2.0を装着してファインダーを覗いた時「ん?35mmと違わなくない?」と思ってしまったぐらいです(後で見比べたら確かに差はありました)

私の撮影は3割が街のスナップ撮影、7割がテーブルフォト撮影になります。
一般的にスナップ撮影に向いている画角は28~50mmと言われており、40mmの画角はその範囲に入っているので、当然スナップ撮影に向いています。
撮り方は50mmの撮り方では無く、35mmの撮り方になると思います。
画角が35mm寄りなので面白みの無い絵になりがちなので「使いやすいけど、使いこなしは難しいレンズ」と思いました。
さらにF値開放が2.0なので、表現の幅は狭くなると思います。

テーブルフォトについては、最短撮影距離が25cmであること、広からず狭からずの画角であることから、コシナがアピールしているとおりテーブルフォトに向いたレンズだと感じました。
ちなみにNOKTON 35mm F1.2の最短撮影距離は30cmです。
最短撮影距離で同じ被写体を撮るとほぼ同じ大きさを写すことが出来ます。

ULTRON 27mm F2.0の最短撮影距離はこれぐらい

NOKTON 35mm F1.2の最短撮影距離はこれぐらい
(サンプル写真の撮影距離が違うので分かりにくくてスミマセン)

ピント合わせ

購入前に心配だったのは「あの薄いピントリングで素早くピント合わせが出来るだろうか?」ということでした。
しかしそれはいらぬ心配でした。
カメラを左手の腹に載せ、中指の腹でピントレバーを滑らせれば、容易に素早くピント合わせが可能です。
私は以前メインカメラで Leica+Summicron 35mm F2.0を使っていました。
Summicron 35mm F2.0もピントレバーでピント合わせをする作法だったこともあって、20枚も撮影すればすぐに慣れることが出来たのです。
問題なのはその作法が自然過ぎて、他のレンズを装着した時、無意識にピントレバーを探してしまうこと…
慣れとは恐ろしいものです。

ピントレバー写真

まとめ

私はパンケーキレンズを使うのは初めてでした。
よって長所・短所が分からなかったので、Ultron 27mm F2.0を注文する際に若干の抵抗がありました。
でも実際に使ってみたらそれは余計な心配だったと感じました。
少なくとも使い勝手の面では、良いことだらけだと感じています。
でも肝心な描写については、少々思うことがありました。
その描写については次回のエントリーでお話したいと思います。

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