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買う予定の無かった入手困難なX-T5を突然入手した話

突然 FUJIFILM X-T5がやってきた

いまカメラ業界では「FUJIFILM製のカメラすべての機種が販売されていない」という事がちょっとしたニュースになっている。
確かにFUJIFILM 公式Webサイトの販売ページには販売可能製品が無い。
でも他のカメラ販売店のサイトでは販売しており、全く入手出来ないわけでは無い。
ただその場合適正価格とはとても言えないボッタクリな価格を払わないと購入が出来ないのである。
そんな状況にも関わらず、僕は人気機種であるX-T5を適正価格で入手してしまった。
今回はその時の出来事を話したいと思う

【この記事はこんな人にオススメ】

  • FUJIFILM X-S10からX-T5へ買い替えを考えている人
  • FUJIFILMのカメラを購入したいがどこも在庫がなく諦めている人

X-T5は全く興味が無かった

私がX-T5に持っていた印象は「スチール撮影に特化した良いカメラだがWebで写真を見る限りデザインがズングリムックリしてかっこ悪い、高いカメラだから僕には不要」というものだった。
X-S10とX-E4の2台体制で満足していたので興味すら無く、もしカメラのステップアップをするならX-Pro4が出たら考えようと思っていた。
しかしX-T5との出会いは突然訪れた。

出会いは突然に

僕は写真を撮ってインスタにアップしているのだが、最近はちょっとマンネリ化しているので新しい試みをしようと考えていた。
その方法とはinstax mini Evoを購入しトイカメラ風の写真をアップしようと考えたのだ。
そこで前にX-S10を購入したカメラのキタムラへinstax mini Evoを見に行った。
しかし残念ながらinstax mini Evoの現物は無く目的を達することは出来なかった。

そんな時に突然!僕の視界の中に、X-T5の展示品が目に飛び込んできたのだ。
私が住む街は田舎でFUJIFILM製カメラの展示品があるなんてことは滅多に無い。
よって珍しさもあったがそのたたずまいはとても神々しくWebで見たズングリムックリ君とは別のモノに見えたのだ。
純粋に「カッコイイかも?」と思ってしまい、思わず店員さんを呼んで現物を触らせてもらった。
そしてX-T5を握らせてもらった瞬間に「これは良いモノだ」と直感で分かり、思わず「欲しいかも?」と思ってしまった。
でも幸いなことに上記のとおりFUJIFILM製のカメラはどこも在庫不足だし、あっても適正価格では販売していない。
だから物欲を抑えることが出来た。
しかし店員さんが会話の途中でとんでもないことを言い出したのだ。

「ブラックカラーでしたら1台だけ在庫がありますよ♪」

しかも価格は適正価格の268,290円である。
私は失礼ながらも「X-T5は世界的に在庫不足なのに何でこの店にあるの?」と店員さんに聞いたところ「ダメ元でオーダーをかけてみたら予想外に今朝入荷したんですよ」ということだ。
もうこれは運命の出会いとしか思えない。
きっと神様が「これが次に君が使うカメラなんだよ」と言ってくれたと勘違いした僕は、店員さんに「2〜3日で結論を出すので取り置きして下さい」と頼んだところ、快く了承してもらえた。

何故かここのキタムラはこういう事象が多い。
以前X-S10を購入した時もこんなやり取りがあった。

冷静になって購入をじっくり検討

取り置きをしてもらえたことで、じっくりと検討をする時間を与えられた。
まずはX-T5は全く興味がなかったので、スペック等諸々を調べることにした。
その後「インスタにアップする写真しか撮らない僕がX-T5を購入する必要があるのか?」等、色々考えに考えた。
そしてたどり着いた結論は「X-T5を買う」だった。

購入理由

購入理由(言い訳)は、X-S10に足りなかったり不満だった機能をX-T5ならほとんど解決出来ると判断した。
具体的にはこの5つのアップデートが期待出来そうだったから。

  1. ロングバッテリー持ちが期待出来る
  2. フイルムシミュレーション、Nostalgic Negaが使える(夏にはREALA ACEも追加)
  3. クロップ撮影1.4倍、2.0倍が使える
  4. 防塵防滴仕様である
  5. インスタのアスペクト比5:4が標準で備わっている
  6. シャッタースピードダイヤルの操作をX-E4と揃えたかった

1.X-S10の最大の問題点はバッテリー持ちが悪いことだ。
僕は撮影中背面モニターをほとんど見ない使い方だが、それでも半日持たない。
予備のバッテリーを2つ購入して1日持たせるようにしているが、バッテリー残量を気にしながらの撮影はなかなかのストレスだ。
X-T5なら1日持ちそうなのでそれが期待出来ると判断した。

2.Web情報で見るフィルムシミュレーションNostalgic Negaの絵がとても魅力的に見えた。
X Weeklyでレシピを作ってそれらしい絵を得ていたが、やはり本家のNostalgic Negaを使ってみたいと思った。

3.僕はスナップ撮影時には1本しかレンズを持っていかない。
理由は荷物が重くなってフットワークが悪くなるのを嫌っているからだ。
でもX-T5のクロップ撮影をすればNOKTON 23mm F1.2の場合、35mm換算で35mm、1.4倍で49mm、2.0倍で70mmの撮影が可能。
テーブルフォトも僕の撮りたい写真ならNOKTON 23mm F1.2だけで済み、レンズ交換の煩わしさが無くなると考えた。

4.僕は防塵防滴のレンズを持っていないので、ボディだけ防塵防滴仕様にしても意味はないが、今後海外旅行へ行けるようになった時にレンズを新調すれば良いので、とりあえずX-T5に替えておこうと思った。

5.X-S10はインスタでスタンダードとなっているアスペクト比 5:4の設定が無い。
よってアスペクト比3:2+格子のガイドを表示して、5:4でトリミングした場合をイメージしながら撮影、そしてMac,iPhone,iPadでトリミングをした後にインスタへアップしている。
これがなかなか面倒臭いし、つい忘れて3:2のまま撮影をしてしまうことがある。
X-T5なら5:4の設定があるのでそのストレスから解放されると思った(X-E4も5:4は無いので完全にはストレスフリーにならないが)

6.X-S10はモードダイヤルの操作、X-E4はシャッタースピードダイヤルの操作、どっちも慣れれば使い勝手が良いと思っていたが、操作の統一はしたかった。
普段使いする操作は慣れで解決が出来るが、たまにしか使わない操作は操作が混乱してしまうからだ。
X-S10からX-T5へ替えることでそういった混乱が無くなることが期待できると思った。

購入資金

購入資金はX-S10販売代金+ご褒美貯金+通常の貯金利用で購入出来ると判断した。
メルカリでX-S10の落札相場を調べたところ、なんと僕がカメラのキタムラで新品購入した価格よりも高値で売れるようだ。
そして過去の記事で書いたご褒美貯金の残高が6万円あったのでこれを使うことにした。
あとは通常の貯金を少し下ろせば購入出来る目処が立ったので購入を決意した。

X-T5を購入

取り置きをしてもらった2日後にX-T5を購入した。
ちなみにキタムラでは当然値引きはゼロ、背面モニターのコーティングのサービスもなかった。
まぁ仕方がないでしょう。
購入後、自宅で早速開封と各種設定を行った。
設定はX-E4と似ているので簡単だったが「さすがセミフラッグシップ機、こんな痒いところまで手が届くの?」ということが多々あった。
それについてはまた記事を起こしたいと思う。

まとめ

今回の記事のとおり、僕は全く購入予定の無かったX-T5を購入した。
X-S10は出向いたお店にたまたま在庫があり、X-E4はインスタのフォロワーさんに予約権利を譲ってもらい、今回もたまたま在庫があったことで入手が出来た。
僕は本当に運が良いと思う。
でもX-S10やX-T5の入手した状況を考えると、きっとどこかに適正価格で販売しているFUJIFILM製カメラの在庫があると思う。
だから本当に購入したいと考えている方は「まさかあの店には無いだろう?」と決めつけないで、1度問い合わせをしてみてはどうだろう?

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