3年間も？花粉による鼻水，鼻詰まり，目の痒みから解放される注射

年中アレルギー症状に悩まされる

僕は子供の頃から花粉によるアレルギー性鼻炎，目のかゆみ，気管支炎に悩まされている。
平和なのは7月下旬～8月下旬の1ヶ月間、11月中旬～1月中旬の2ヶ月間の計3ヶ月間だけ。
でも先日ある病院へ行って注射を打ってもらったところ、僕の最大の敵と言っても良いヒノキの花粉のアレルギー症状から解放された。
今回はその話をしようと思う。

僕の花粉症の症状

僕が反応する花粉等とその症状はこんなところだ。

1. スギ（1月中旬～3月初旬）：鼻水，目のかゆみ
2. ヒノキ（3月中旬～GWの連休）：鼻水，目のかゆみ
3. イネ科（4月下旬～7月下旬，9月中）：目のかゆみ
4. ブタクサ（10月上旬～11月中旬）：気管支炎
5. ダスト（ほこりっぽい場所にいる時）：鼻水

特に酷いのはヒノキとブタクサだ。
ヒノキは、両方の鼻の穴が鼻水で塞がってしまう。
就寝中は口でしか呼吸が出来ないために口内が乾燥、そのために水を口に含む処置が必要となり1時間に1度起きる羽目になる。
よって期間中ずっと寝不足になってしまい、仕事に支障を来すぐらいだ。

そしてブタクサは黄土色の痰が出たり、呼吸をする度にヒューヒューと音がする。
そして一端咳が出るとなかなか止まらない。
接客業をしているのでこれまた仕事に支障を来してしまう。

3年間もアレルギー症状を抑えられる注射の情報

そんな年中アレルギー症状に悩まされる僕に、お客さんからこんな情報が流れてきた。
そのお客さん曰く「友達が病院でアレルギー症状を抑える注射を打って3年間症状が出ていない」という眉唾な情報だ。
詳しい情報はこんなところ。

• 少なくともそのお客さんの友人2人で3年間抑えられている実績がある
• 注射を打ったら期間を置かずにすぐ効く
• あらゆる花粉のアレルギー症状を抑えることが出来る
• 鼻水，目のかゆみに効くが、気管支炎に効くかは分からない
• 注射はお尻に打つ

その話を聞いた時、僕は正直言って信用していなかった。
そしてちょっとヤバイ注射かな？とも思った。
何故なら…

1. そんなに効く注射なら他の病院でも打ってくれるはずなのにそんな話を聞いたことがない
2. 花粉シーズンが始まる1ヶ月前に打つ予防注射は聞いたことがあるが、あまり効果は無いという話を聞いたことがある
3. お客さんの話が事実だとしたら3年間も効く注射なんてヤバイでしょ？

そのため僕は「へぇ～そんな注射があるんだ」と軽く流していた。

しかし突然状況が変わった。
今年はヒノキのシーズンが始まってすぐに酷いアレルギー症状が出てしまい、3日間程まともに眠れない日が続いたのだ。
そこで急遽そのお客さんに教えてもらった病院へ行き注射を打ってもらうことにした。

花粉のアレルギー症状を抑える注射を打った

幸いにも病院は自宅から車で40分程の場所で行くことに面倒は感じなかった。
Google Mapのナビを使い病院に到着した時の感想は「本当にこの病院なのか？」だった。
何故なら住宅地にポツン…とある小さな病院だったからだ。
さらに言えばヒノキの花粉症の真っ最中なのに患者さんがいない。
でも受付の方に聞いたらやはりここらしい。
受付後、すぐに診察室へ入るよう案内をされた。

先生から発せられた第一声はこの話だった。
「花粉症ですね、何かうちの注射を打つと3年も5年も8年もアレルギー症状を抑えられるといった話があるみたいだけど、うちの注射は1年間だからね？相性が良いとそれぐらい保つ患者さんがいるけどそれは稀なケース、中には効かない人もいるからそれは了解して下さい」
その話を聞いて少し安心した。
そりゃそーだ、3〜8年も保ったら逆に心配、1年間ならまぁ有り得るなと思った。
そして先生からの確認事項と説明はこんな話だった。

【確認事項】

1. この1ヶ月で他のワクチンを打っていないか？
2. いままでにワクチンを打ってアナフィラキシー反応は出なかったか？

【注射の説明】

1. 注射は臀部（お尻）に2箇所打つ
2. 通常の花粉アレルギー用の薬を10日分、アレルギー用の目薬を1つ処方する
3. 注射後3日間その薬を飲む、そして4日目に注射が効いたかを検証するために薬を飲むのを止めること
4. 注射が効いていたら以後薬は飲まなくて良い
5. 注射が効いてなかったらまた3日間薬を飲んで1日停止、それを3回繰り返す
6. 注射を打って2週間経過して効かなかったら2回目の注射を打つので来院するように
7. 目薬は目が痒くなくても朝，夜の2回必ず点すように（注射の効きが確認できたら止めて良い)

【その他説明】

1. あなたは前立腺肥大の薬を飲んでいるが、この薬の効果が下がるかもしれない（つまり少し頻尿になるかも？）
2. 今日はお風呂は入っても良いが、激しい運動はしないように
3. 診察＋注射代は保険が利くので2,230円

こんなところだ。
左右のお尻（というか腰の辺り）に2箇所注射を打ってもらい、先生の言われたとおりに薬を服用＆点眼をして注射の効果を待った。

注射の効果はどう？

時期的にヒノキの花粉限定だが注射の効果は絶大だった。

朝起きた時に若干グズグズする事はあるが、それ以外は鼻水鼻詰まり、目の痒みは全く無い。
しかも費用は2,230円で済むのだからコストパフォーマンスは圧倒的に高い。
もっと早くこの注射の存在を知りたかった。
あとは時期を待ってイネ科，ブタクサ，スギ，ダストの検証をするだけだ（ダストは追々検証してみようと思う）。

何故この病院だけなのか？

注射の効果は高かったが1つだけ疑問が残るのは「何故こんなに効く注射なのにこの病院だけなんだろう？」ということ。
当然注射の薬はこの病院ではなく製薬会社が作っている。
なのに何故他の病院ではこの注射を打ってくれないのか？ この病院は「脳外科，整形外科，理学療法，外科，内科」が診察科目となっている。
そう、耳鼻科ではないのだ。
ここからは僕の勝手な見解だが…

1. 副反応で前立腺肥大の薬の効果（頻尿）が下がるかもと言っていた
2. 事実、注射を打った2日後までやたらと小便がしたくなった（多いときは1時間に2回もトイレへ行きたくなった）
3. もしかしたらこの注射は前立腺か膀胱に関わる病気を治療する注射かも？
4. その注射の副反応がアレルギーの症状を抑えられることをここの先生だけが知っていた
5. だから他の病院では使われない

そんな想像をしてみた。
もしかしたら脳外科が看板の先頭に書かれている病院なので、脳に関わる治療方法を利用しているのかもしれない。

その病院は？

今回紹介したアレルギー症状を抑える注射を打ってくれる病院は、愛知県江南市にあるひまわりクリニックさんだ。
本記事を書いた時点でのGoogle Mapの評価は4.9と非常に高い。
レビューを読むと、やはり注射の相性があるようで効かない人もいるようだ。
でも「花粉症の治療と言えばココ」と書いている方がおられることから、知る人ぞ知る病院なんだろう。

まとめ

今回の話を聞いた時は眉唾な話と思ったが、信じて注射を打って本当に良かった。
まだ3つの花粉とダストの効果は確認できていないが、ヒノキの花粉だけでも効果があったことは本当にありがたい。
もしこの記事を読まれた方で花粉症に悩んでいる方がおられるなら1度試してみる価値はあると思う。
ただ先生がおっしゃったとおりこの注射には相性があり中には効かない人がいるのも事実だ。
そんな話を聞いた事は無いが、もしかしたら予想だにしない副反応があるかもしれない。
よって試す場合は自己責任でお願いしたい。