留学・旅行先ですること

海外で犯罪に巻き込まれにくい10の対策(留学・旅行にも有効)

留学中や旅行中に犯罪に巻き込まれたくない人

「海外旅行が初めて、または初めて行く国で、犯罪に巻き込まれないか不安。犯罪に巻き込まれにくい対策ってないのかな?」

こういった疑問に答えます。

本日取り上げる事象と対策を行うことで、犯罪に巻き込まれるのを回避することが出来ます。
この記事を書いている私は、タイへ短期留学をした経験があります。
2020年8月時点で観光だけでも31回タイへ行っておりタイの生活に慣れています。

海外で巻き込まれやすい犯罪はこの3つ

最近は日本でも各種犯罪が横行していますが、それでもまだ日本は安全な国の1つです。
安全な国に住む日本人は、海外の犯罪者の格好のターゲットと言っても過言ではありません
よって平和ボケしている日本人が、海外で国内と同じ感覚で行動をすると犯罪に巻き込まれやすいと思います。
日本人が犯罪に巻き込まれるトップ3は…

  1. 盗難(スリも含む)
  2. 詐欺
  3. 強盗

留学も海外旅行もとても楽しいものです。
しかしこういった犯罪に巻き込まれてしまっては折角の留学や海外旅行も台無しになってしまいます。
しかしセキュリティー対策でガッチリ固めても、それらを楽しめなくなってしまいます。
本日は留学や海外旅行で必要な最低限のせキュイリティー対策をお話ししたいと思います。

全般的な対策

まずは犯罪毎の対策ではなく、すべての犯罪に有効な対策をお話ししましょう。

渡航先の犯罪のトレンドを調べておこう

外務省のホームページには各国の犯罪のトレンドが掲載されています。
例えばタイのバンコクだと「アソーク周辺で "日本円見せてくれ詐欺" の被害が多発しています」といった、最近起こった具体的な犯罪例が紹介されています。
実は私はこの "日本円見せてくれ詐欺" に声をかけられたことがあります。
しかし渡航前に外務省の犯罪トレンドページでこの犯罪が流行っていることを知っていたために、難を逃れることが出来ました。
犯罪は年々巧妙になってきています。
上記 "日本円見せてくれ詐欺" もなかなか巧妙で、事前にその存在を知らなければ私は騙されていたかもしれません。
このように事前に渡航先の犯罪のトレンドを知っておくことは、犯罪の被害にあわない対策としてとても有効的です。

外務省ホームページ

観光客丸出しの服装はやめておこう

例えば渡航先がタイだとすると、像の柄にThailandと書かれたTシャツを着るような行為です。
なぜそのTシャツがダメかと言うと「私は観光客です」とTシャツに書かれているようなものだからです。
犯罪者からすると旅行者は格好のターゲットです。
なぜなら…

  • その国の言葉が話せないから警察に届けられる可能性が低い(泣き寝入り)
  • 帰国日が決まっており時間が無いので警察に届けられる可能性が低い(泣き寝入り)
  • 土地勘が無いから、犯罪行為に及んでいる途中にバレても逃げやすい
  • 平和ボケしている国ならガードが低い(日本)

このような理由で観光客は犯罪者に狙われやすいのです。
よって旅行に行く際は「旅行客感」は可能な限り排除しましょう。

事前に渡航先の危険な場所は調べておこう

日本にはこういう場所は少ないですが、海外には犯罪が多発する場所が結構あります。
スラム街とかがそうですね。
ネットでそういう情報を簡単に得ることが出来ますので、渡航前に調べておきましょう。

実は私は留学時に危険な場所の調査を行なっていなかったために、現地の友達にエラく怒られたことがあります。
私は当時写真が趣味で、タイ バンコクのクロントゥーイというスラム地区に写真を撮りに行きました。
特に危険は無かったのですが、翌日にタイ人の友人に「昨日クロントゥーイのスラム街で写真を撮ってきたんだ♪」って呑気なことを言ったら「2度とそんな危ないとこ路へ行かないように!」と叱られました。

盗難対策(スリも含む)

次は海外で日本人が1番巻き込まれやすい盗難の対策についてです。

ホテルの部屋に設置してあるセキュリティーボックスは使わない

セキュリティーボックスには2種類あります。
1つは高級なホテルによくあるタイプで、レセプションの横にセキュリティーボックスルームがあって、ホテル側、お客側の2つの鍵で貴重品を保管するので安心が出来ます。

もう1つは部屋に備え付けられたポータブル金庫のようなセキュリティーボックスです。
これは "お客が暗証番号を忘れた時用の番号があるの" ので信用出来ません。
昔 タイのホテルで、従業員がその番号を使って盗みを繰り返していたという事件がありました。
こういう犯罪者は "財布の中身を丸ごと盗まないで、複数のお客さんから少しだけ盗んでバレないようにしている" らしいです。

私はこういった犯罪があることを知ってからは、貴重品はキャリーバッグに入れるようにしています
余談ですが、日本人って派手な色のキャリーバッグを持たない傾向があります。
空港の荷物受け取りコンベアーとかみると、黒,グレーばかりです。
でも私は黄色い派手なキャリーバッグを使っています。
理由は上記のとおり、キャリーバッグを金庫代わりにしているので、キャリーバッグごと盗まれた時に分かりやすいからです(ホテルの監視カメラに写っていたら分かりやすい)
これも盗難防止の有効な対策の1つだと思います。

話を戻すと、ホテルの部屋に設置してあるセキュリティーボックスは使い勝手は良いですが、ホテルの従業員だったら簡単に開けることが出来るので、利用することをあまりオススメしません。

スリ対策でカバンは前に

私は旅行中はメッセンジャーバッグを使っています。
理由は、簡単にバッグ本体を、背中側からお腹側に移動出来るからです。
なぜ背中側からお腹側に移動をする必要があるのか?
それはスリ対策です。
電車の中、混雑したマーケットを歩く時、エスカレーター利用時には、後ろでブラブラしていたバッグをスッ…と前に持ってくることで、スリに狙われた時に気付きやすくなるからです。
さらに言えばバッグを前に持ってくることで、スリ犯に対して「俺は警戒しているぞ」というアピールが出来て、犯罪者を寄せ付けない効果があるからです。

バッグのチョイスは慎重に

上記のとおり、海外で利用するバックとして、メッセンジャーバッグはスリに狙われない対策としてとても有効だと思っています。
逆にバックパックタイプ、トートバックタイプは向いていないと思います。
バックパックは背負うので、スリ被害にあった時に気づきにくいです。
トートバックは肩にかけるからスリ被害防止には有効だと思いがちですが…

よくタイ バンコクの電車の中でこういう人を見かけます。
日本人の女性旅行客が、上部にファスナーの無いトートバッグの1番上に財布やスマホを無造作に置いているのをよく見ます。
あれはスリ犯に「お財布はここにありいますよ〜 さぁ盗って盗って♪」と言っているようなものです。
もし使い勝手、ファッション的に、どうしてもトートバッグを使いたいのであれば、せめて上部にファスナーが付いたものを購入し、使ったらファスナーを閉める癖を付けておきましょう。

場所取りで荷物を置くのは絶対にやらない

例えばフードコートで席を確保するために、バッグ,帽子とかを空いてる席に置いて料理を取りにいくことは日本国内では普通にある光景です。
しかし海外でこれをしてしまったら席に戻った時には、荷物もなければ確保した席も誰かに取られていると思います。
安心して荷物で席を確保出来るのは日本ぐらいだと思っても過言であありません。

もう1つ言えば、カバンとかを足元に置いておくのも危険です。
通りすがりに荷物を盗まれることは普通にあります。
いくら食事中でも荷物は視界に入るところに置くようにしましょう。
場所によっては荷物を胸に抱えるぐらい慎重にしてもやり過ぎじゃ無い場所があります。

写真撮影を頼むのは添乗員さんか同行した同じ観光客だけにしょう

観光地でカメラで写真撮ってると、見知らぬ人が以下にも善意で撮ってあげるみたいな笑顔で近づいてくることがあります。
でもカメラを渡した瞬間に走りだし、盗み逃げをするってことが普通にあります。
私がタイ旅行で現地ツアーに参加した時に、その被害に遭ったカップルがいました。
かわいそうなことに高価なカメラ本体だけでなく、旅行中に撮った思い出の写真まで盗られてしまいました。
よって写真撮影を頼むのは添乗員さんか同行した同じ観光客だけにしましょう。
「写真を撮ってあげる」って近づいてくる人は犯罪者であると思うぐらい警戒しましょう。

詐欺対策

随分と文章が長くなってしまったので、以下簡潔に…
次は海外で日本人が2番目に巻き込まれやすい詐欺の対策についてです。

見知らぬ人が話しかけてきたら相手の顔をジッと見よう

上記のとおり私は "日本円見せてくれ詐欺" に声をかけられたことがあります。
これは詐欺犯が「今度日本に行くから勉強のために日本のお札を見せてくれ」と言われるので日本のお札を渡すと手に取った瞬間に逃げる、もしくは中東の日本の紙幣に似た価値の低いお札とすり替えるという犯罪です。
私は外務省の犯罪トレンドを見ていたので、話しかけてきてしばらくした時に「あっ、これって犯罪トレンドに載っていた "日本円見せてくれ詐欺" だ」とピンときました。
では私がどうやってその犯罪を防いだかというと…

詐欺犯の顔をジッ…と見たのです。

なぜ顔を見ただけで犯罪を防げたかと言うと、犯罪者は顔を覚えられたく無いのです。
だからあからさまに詐欺犯の顔を見て「お前の顔を覚えたぞ」と言う無言のメッセージを送ったのです。
そうしたことで「オッケー…バァーィ」と言い残し去って行きました。
ちなみに「犯罪者が顔を覚えられるのが嫌だったらスマホで顔の写真を取ればいいじゃない」と思うかもしれませんが、それは危険なので止めましょう。

強盗対策

次は海外で日本人が3番目に巻き込まれやすい強盗の対策についてです。

財布は2つ用意しよう

これは認知度の高い対策なのでご存知の方も多いでしょう。
財布を2つ持って、もし強盗に遭遇したら片方の財布を渡してその場を凌ぐ方法です。
これは命を守るためです。

そして2つの財布のうち1つは貧乏臭い財布を使いましょう。
みなさんが犯罪者だとして、ターゲットを物色中に、屋台で高価な財布からお金を出している人と、貧乏臭い財布からお金を出している人のどちらを狙うか?
当然答えは前者で、お金を持っていそうな人を狙うでしょう。
だから身なりも、財布も、貧乏感を醸し出していた方が犯罪者に狙われにくいと思います。
旅行中はオシャレもしたいでしょうし、一緒に旅行をする友人と張り合いたいでしょう。
でもその見栄が犯罪者を引き付けているかもしれません。
よって渡航中や高級デパートで買い物をする時は高級な財布を使い、庶民が利用するマーケットや観光地では、貧乏臭い財布を使うことをオススメします。

ちなみに私は3つの財布を持っていきます。
1つは上記「ホテルの部屋に設置してあるセキュリティーボックスは使わない」でお話しした、キャリーバッグ内でお金を保管するための財布です。
残りの2つは小銭入れで高額用小銭入れ,少額用小銭入れと役割を分けています。
こうすれば強盗にあった時に、少額用小銭入れを渡せば被害金額を少なく出来ます。
あともう1つの効果として、1つの財布を紛失しても、ホテルに帰るだけの交通代を確保出来る可能性を残すことが出来ます。

まとめ

長々と犯罪別に対策を書きましたが、上記の対策は旅行の楽しみ(気持ちだったり、行動範囲だったり)を奪わない程度の対策で、負担が少ないと思いますので留学や海外旅行へ行く際は是非実践してもらえたらと思います。
でも1番の犯罪に巻き込まれない対策は「ここは犯罪の少ない日本ではない、いつ犯罪に巻き込まれるか分からない」という気持ちを心のどこかに留めておくことだと思います。
犯罪に巻き込まれて、留学や海外旅行が悲しい思い出になってしまうのは、半分は自分に責任があると思います。
心を解放する時、気を引き締める時、それらを使い分けて、素敵な留学や海外旅行になると良いですね。

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