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ポメラ DM200レビュー 買うか?買わないか?をまとめてみました

ポメラ DM200を購入することに迷ってる人へ

Twitterで「ポメラ DM200」と検索すると「購入しようか迷ってる」というツィートを見かけます。
迷っている理由は色々あるようですが、そんなポメラ DM200を購入することに迷っているあなたにレビューを交えて買うべきか?買わないべきか?を検討する参考になるお話をしようと思います。

ポメラ DM200の簡単な説明

ポメラ DM200は主に文房具類を扱っているキングジムが発売しているデジタルメモです。
デジタルメモといってもタブレット+ペンのようなものではなく、昔のワープロの小型版のようなものです。

ポメラ DM200の説明サイトに書かれている特徴は以下のとおりです。

  1. 最強のテキスト入力専用マシン
  2. 文章作成に集中が出来る
  3. ゆとりのキーピッチ17mm、打ち心地をさらにアップ
  4. ポメラ専用日本語システムATOK Professional搭載
  5. 無線LAN搭載
  6. iPnone,Macのメモアプリを同期できるポメラSync搭載
  7. メールで各種クラウドにアップロード可能
  8. 文章作成をサポートする各種辞書搭載

補足説明として、5.無線LAN搭載は、Webブラウジング,メール受信,SNSは使えません。
あくまでも6.7.のようなテキストを送信するだけです。
それゆえに2.の文章に集中が出来るということです。

買うか?買わないか?

それでは本題に参りましょう。
ここではTwitterでつぶやいているポメラ DM200購入をためらっている人たちがなぜためらっているかを推測して、その要因を1つ1つ考えてみましょう。
推測は簡単です。
なぜなら私もポメラ DM200を買うか買わないかで3ヶ月悩んだ人ですし、1度手放して買い換えた人だからです。

費用対効果が低い

購入をためらっている1番の理由は価格が高いことだと思います。
正確に言うと高いのではなく、費用対効果が低いと考えている人が多いと思います
分かりやすく言えば「ポメラ DM200は、4万弱のお金を払って文字入力しか出来ない、でももう少しお金を出せば色々出来るノートPCやiPadが買える」と考えてしまう。
もしそうだとすると答えは「そのとおり」になります。
ポメラ DM200が出来る機能を有したPCやタブレット等は他にたくさんありますし、それらの競合機種に費用対効果でポメラ DM200は勝てません。
でもポメラ DM200には、競合機種では得られない魅力があります。 私が感じているポメラ DM200の魅力は以下のとおりです。

  • ストレスなく入力が出来るキーボードを備えている。
  • 折りたたみ時にB5サイズ半分の大きさの筐体で、持ち運びが容易。
  • フル充電で18時間使える。
  • アウトライン機能等、用途に応じた文章作成に特化した機能。

この4つの魅力をすべて満たす現在販売している機種が他に存在しますか?
私には思い浮かびません。
4万円弱のお金を払って出来ることは文字入力だけですが、自分のやりたいことにポメラ DM200が最適で、かつ上記4つが魅力的と感じた方は買っても後悔しないと思います。

価格の点でもう1つ話をさせてもらうと、2020年8月現在 ポメラ DM200の販売価格最安値は、amazonで37,137円、楽天で34.842円(36,480円-1.638ポイント)で平均35,000円となっています。
ポメラ DM200を3年間毎日使うとしたら35,000円/1,095日=31.96円/日となります。
毎日使うかは購入した人の使い方によりますが、上記計算で言えば3年使って1日約32円の使用料という計算になります。
そう考えるとそれほど高い買い物とは思えませんか?

自分に使いこなせるのか?

購入にためらっている2番目の理由は「小説を書くわけでも無いのにポメラ DM200を買っても使いこなせないのでは?」ということだと思います。
この説明の前にポメラを買ってはいけない人をあげてみましょう。

  1. 公私共に200文字以上の文章を入力することが無い人。
  2. 自宅にフルサイズキーボードを備えたPCを持っている人。
  3. 外出時にPCで文字入力をすることが無い人。

これらの買ってはいけない人の条件が1つでも当てはまる人は、ポメラが部屋のオブジェになる可能性が大です。
一つ一つ解説していくと文字数が増えてしまうので、「2.自宅にフルサイズキーボードを持ったPCを持っている人」だけ説明しましょう。
PCに備わっているフルサイズキーボードとポメラ DM200のキーボードを比較したら、余程の粗悪品でなければフルサイズキーボードの方が入力がしやすいです。
よってそのようなフルサイズキーボードを備えたPCを持っていると、間違いなくポメラ DM200はそのうち部屋で埃をかぶることになります。

ではどのような人にポメラ DM200の購入をおすすめするか? それは当然上記「ポメラを買ってはいけない人」の逆になります。

  1. 長文を入力する機会が多い人。
  2. フルサイズキーボードを備えたPCを持っていない人。
  3. 外出時にPCで文字入力をする人。

1について。
当たり前ですが長文入力をする人しかポメラを買ってはいけません。
「なんかかっこいいから」,「こういうガジェットが好き」という理由で買っても幸せになれません。
精々日本経済に微々たる貢献をするだけです。
長文入力をする機会が週に数回ある方には購入をおすすめします。
具体的には…

  • ブログの執筆がしたい人。
  • 日記をつけたい人
  • 仕事で報告書を作成,会議議事録を取ったりする人。
  • Evernoteのようなメモアプリを多用するメモ魔。
  • 通勤電車の隙間時間を利用して、上記のことがしたい人(但し電車内で座席に座れる場合のみ)

1つ補足しておきますが、ポメラ DM200はB5半分のサイズでそれほどコンパクトでは無いためスタンディング姿勢 (両手の四指でボディーを支え、親指のみで入力する姿勢)での入力は厳しいです。
よって電車で座席に座り膝の上で使う,カフェで椅子に座りテーブルの上で使う 等、座れる環境じゃないと実用的ではありません。

2について。 最近の若い人はPCを持たずスマホだけという人が多いと聞きます。
私がおじさんだからかもしれませんが、スマホだけで長文を入力するのは厳しいです。
ポメラを持っていれば、ポメラで入力→pomeraQRというアプリでスマホに読み込み→メールやSNSで文章を活用、という使い方が出来ます。
QWERTY配列のキーボード入力に慣れる必要がありますが、ポメラ DM200+スマホ(特にiPhone)を使いこなせるようになると意外と便利ですよ。

3について。
ポメラ DM200は、軽くて薄いのでモバイル用途にうってつけの商品だと思います。
私は以前仕事に行く際は「ノートPCを持っていく」→「ポメラ DM200を持っていく」→「iPad mini+キーボードを持っていく」と紆余曲折し、いまは外出時はポメラ DM200を持って出かけることで落ち着いています。
ちなみに「iPad mini+キーボードの組み合わせは使用時片付け時に色々工程があって面倒臭い+机の上がゴチャついて使いにくい」ので実用的ではないと判断しました。
それより「スマホ+ポメラをBluetoothキーボード代わり」に使うか、もしくはポメラで入力→pomeraQRというアプリでスマホに読み込む方がPCの代わりになると思います。

文章作成に集中出来るのは使い方による

ポメラ DM200の購入をおすすめするにあたり、もう1つ話しておかないといけないことがあります。
それはポメラのコンセプトとも言える「文章作成に集中出来る」ということについてです。
キングジム曰く「ネットが繋がっていないので、SNS等の通知が来ず、文章作成の集中力を切らすことが無く文章作成に集中が出来る」ということなのですが…
Twitterでもつぶやきましたが、小説やブログの執筆をしていると文章を作成するにあたり、調べなければいけない情報があります。
それは本記事だとポメラ DM200のホームページに書かれている情報になります。
私はそれらの情報を調べるために、ポメラ DM200のかたわらにスマホを置いて文章作成を行っています。
よって確かにポメラ DM200には通知は届きませんが、その横に置いてある情報収集用のスマホには通知は届きます。
だから私の使い方だと「文章作成に集中できる」というのは成り立ちません。
文章作成に集中するには「文章作成時に通知は絶対にスルーする」という自分の強い意志が必要だと思います。
ポメラ DM200を使えば集中出来るというのは、キングジムのキャッチコピーに過ぎないことを理解して購入を検討して下さい。

まとめ

ポメラシリーズは使う人を選ぶ、非常にニッチなガジェットだと思います。
でもハマる人には本当に便利なツールになると思います。
もしかしたらポメラシリーズは「買って数ヶ月使ってみないと自分にあうかあわないか分からないガジェット」なのかもしれません。
本記事がポメラ DM200購入の参考になれば幸いです。

BeBeLogでは、今回のようなガジェットモノ以外でも、生活に便利なモノ,美味しい食品等もレビューをしていきますので、これからもよろしくお願いします。

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